『菊地雅章/花道 ~ ファイナル・スタジオ・レコーディング Vol.2』リリース
菊地雅章の最後のスタジオ・ソロ・レコーディングとして話題を呼んだ『花道 ~ ファイナル・スタジオ・レコーディング Vol.1』(2021)の『Vol.2』が、没10年を期してリリースされた。録音は 『Vol.1』と同じく 2013年12月にNYのKlavierhauで Red Hookレコードのプロデューサー、サン・チョンによって行われた。
『Vol.1』は<Improvisation>1曲を含むスタンダードなど全6曲だったが、『Vol.2』では<Improvisation>3曲を含む全7曲。ルイス・ボンファの<カーニヴァルの朝>や<アローン・トゥギャザー><アイ・ラヴ・ユー・ポーギー><マイ・シップ>など心の深奥から紐解かれたナンバーが並んでいる。病魔と戦いながら菊地が後生に遺しておきたかった曲たちであることがみてとれる。
LP(半透明盤)とCDは同一曲数、同一曲順で日本語ライナー(解説:上原基章)付き国内仕様盤は東京エムプラスから。
なお、『Vol.1』もあらためて同社から国内仕様盤としてリリースされている。
詳細は;
https://www.tokyo-m-plus.co.jp/products/rh1008cds
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菊地雅章, Red Hook, Final Studio Recording
