5/3-5 ラ・フォル・ジュルネ TOKYO マスタークラス
(Anne Queffélec, Photo by Team Miura)
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO の魅力のひとつは、有料公演チケットまたは半券を持っていれば、誰でも無料で参加できるマスタークラス。世界で活躍する出演アーティストが日本の若手演奏家を指導する。アーティストたちの作品解釈、音楽への情熱や思想を知ることができる。課題曲が発表されたので、講師・スケジュールとともに紹介したい。開演90分前より会場で整理券を配布するが、人気なので早めに並ぶことをお勧めしたい。また行かないにしても、課題曲の選曲を眺めるだけでも興味深い。
ラ・フォル・ジュルネ TOKYOマスタークラス 東京国際フォーラム G402 (ブーガンヴィル)
5月3日(金・祝)
10:30〜11:30 フィリップ・ベルノルド(フルート)
イベール:フルート協奏曲
12:30〜13:30 ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
ショパン:即興曲 第1番 op.29 第2番 op.36 第3番 op.51
14:30〜15:30 ジェラール・コセ(ヴィオラ)
ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲 ニ長調から 第1楽章
16:30〜17:30 リディヤ・ビジャーク&サンヤ・ビジャーク(ピアノ連弾)
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」から第1曲 眠れる森の美女のパヴァーヌ、第3曲 パゴダの女王レドロネット、第5曲 妖精の園
18:30〜19:30 アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
リスト:巡礼の年 第1年「スイス」から オーベルマンの谷
5月4日(土・祝)
10:30〜11:30 ニコラ・バルデイルー(クラリネット)
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622
12:30〜13:30 パロマ・クーイデル(ピアノ)
リスト:ハンガリー狂詩曲12番
14:30〜15:30 ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
ラヴェル:組曲≪クープランの墓≫より前奏曲、フーガ、フォルラーヌ
16:30〜17:30 シルヴァン・ブラッセル(ハープ)
ツァーベル:グノーの《ファウスト》の主題による幻想曲
18:30〜19:30 エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)
グラナドス:スペイン舞曲第5番
5月5日(日・祝)
10:30〜11:30 ジョナス・ヴィトー(ピアノ)
ラヴェル:ラ・ヴァルス、ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
12:30〜13:30 ヨアン・エロー(ピアノ・歌曲伴奏)
リスト:ローレライ
14:30〜15:30 天羽明惠(ソプラノ)
ピッツェッティ:羊飼いたち《5つの抒情歌より 第1番》、木下牧子:さびしいカシの木《愛する歌より》
16:30〜17:30 オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ KV.378
18:30〜19:30 アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調から第1楽章
この他、「講演会」としてホールD1でも「アーチストが語る」プログラムがある。
5月4日(土・祝)
13:00-14:00 タヴァーニャ(コルシカの男声声楽アンサンブル)
聞き手:長谷川秀樹(横浜国大大学院准教授)
17:00-18:00 ブライアン・エヴァンス(ディーヴァ・オペラ音楽監督)
聞き手:小田島久恵(音楽ライター)
5月5日(日・祝)
11:00-12:00 タヴァーニャ(コルシカの男声声楽アンサンブル)
聞き手:長谷川秀樹(横浜国大大学院准教授)
15:00-16:00 ブライアン・エヴァンス(ディーヴァ・オペラ音楽監督)
聞き手:小田島久恵(音楽ライター)
なお、LFJ本家ナントは、SF作家ジュール・ヴェルヌ生誕の地で、100年以上前から宇宙旅行から潜水艦まで、港町ナントにあって未来へ旅を拡張した発想が面白いと思って来たが、こんな講演会にも注目したい。
17:00-18:00「ジュール・ヴェルヌ ~ナントゆかりの空想旅作家~」
石橋正孝(立教大学准教授)