ECMからエンリコ・ラヴァ他9月新譜3タイトル リリース
創立50周年のECMレーベルから9月新譜としてジャズ2タイトル、New Series1タイトル、計3タイトルがリリースされた。また、ヴァイナル(アナログLP)のリリースも1タイトル。
ジャズ系は、エンリコ・ラヴァ (tp)とジョー・ロヴァーノ (ts)の双頭アルバム『ROMA』(ECM2654 )で、昨年11月Auditorium Parco della Musicaでのライヴ録音。リズム隊は、ジョヴァンニ・グイディ(p)、ECM初登場のデズロン・ダグラス(b)、ジェラルド・クリーヴァー(ds)。ラヴァとロヴァーノのオリジナルに続き、ロヴァーノの<ドラム・ソング>、コルトレーンの<スピリチュアル><オーヴァー・ザ・レインボウ>のメドレーで閉める。もう1枚は、アヴィシャイ・コーエン(tp)とヨナサン・コーエン(p)のデュエット・アルバム『プレイング•ザ・ルーム』(ECM2641)。ふたりはテル・アビヴ時代から30年を超す共演関係にあり、それぞれのオリジナル1曲ずつの他は、コルトレーン、エリントン、アブドゥーラ・イブラヒム、オーネット、ミルト・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダーなどのカバー。スイス・ルガーノでのスタジオ録音。
New Seriesからはダニッシュ・ストリング・カルテット(デンマーク弦楽四重奏団)のPRISMシリーズの2作目『プリズムII』(ECM2562)。カルテットにはリリースに続いてヨーロッパからアメリカにわたる長いツアーが予定されている。
ヴァイナルはリスナーを驚かせたノルウェーのサックス奏者メッテ・ヘンリエッテのダブルCD (ECM2460/61, 2015) からメッテ自らがLP1枚に編集したもの。180gの重量ディスクが採用されている。