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ECMから5月新譜:ヨン・バルケ・ソロを含む注目の4タイトル

ECMの5月新譜は、2020年初めての New Series エストニアのヴォックス・クラメンチス合唱団によるシリラス・クリークとマルコ・アンブロシーニの作品集。ジャズ系はヨン・バルケ、ベンジャミン・ムーシーのソロ・ピアノとジャン=ルイ・マチニエ+ケヴィン・セディッキのフランス・デュオによるデッビュー・アルバムの4タイトル。

ECM2620 NS 『Vox Clamantis / Cyrillus Kreek』
ECM new series 2020年最初のリリースは、エストニアの作曲家Cyrrillius Kreek シリラス・クリーク ((1889-1962) ) の民謡と詩篇をベースにした作品集。現代の作曲家Marco Ambrosini マルコ・アンブロシーニの作品が現代の息吹を伝える。Jan-Eike Tulve ヤン・エイク・トウルヴゥ指揮の the Clamantis Choirヴォックス・クラマンチス・クワイア。この合唱団はアルヴォ・ペルトやエルッキ・スヴェン・チュールなどのエストニアの作曲家の作品演奏でECMファンにはおなじみだ。録音は、2018年8月、エストニア・タリンの教会で。

ECM2648『Jon Balke / Discourses』
ヨン・バルケのECMでのリーダー12作目にあたる新作は、ピアノ・ソロ・アルバム。但し、曲によってピアノ・ソロにさまざまなサウンド・プロセシングが施されている異色作。

ECM2659『Benjamin Moussy / Promentoire』
ベンンジャミン・ムーシーの『プロモントワ・岬』は、フランスのピアニスト、ムーシーのピアノ・ソロ・デビュー。フランスのピアニストとして初めてECMのソロ・ピアノ伝説に名を連ねる。CNSMD(フランス国立高等音楽院)卒で、ルイ・スクラヴィス(cl) の諸作やヴァンサン・クルトワ (cello) のアルバムを通じてECMファンにはすでにおなじみのピアニストである。

ECM2617『Jean-Louis Matinier, Kevin Seddiki /Rivages』
アヌアル・ブラヒムやフランソワ・クチュリエなどのECM作品に参加してきたアコーディオン奏者ジャン=ルイ・マチニエとアギターのケヴィン・セディッキのフランスのデュオ・デビュー。グリーンスリーブスからフォーレまで多面的な表情を見せる。

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