5/21~5/24 第50回メールス ・フェスティヴァル
インプロヴァイザー・イン・レジデンス
今年で第50回を迎えるメールス・フェスティヴァルが5月21日から24日にかけて開催される。そのプログラム詳細が発表された。新型コロナウイルスの感染拡大は止まないため、来場者のトレーサビリティーを確保し、感染症対策ととった上での観客を入れたかたちでの開催でチケットの販売も開始。また、インターネットでのライヴ・ストリーミングを行うので、世界各地から閲覧可能だ。
https://www.moers-festival.de/en
アニバーサリー・イヤーということで、1977年のワールド・サキソフォン・カルテットで出演以来2000年代初頭にかけて数多く出演してきたデヴィッド・マレイがトリオで登場、ジョン・スコフィールド、ジョー・マクフィー、ハン・ベニンク、フレッド・フリスなどのリジェンド、女性インプロヴァイザーのパイオニアであるジョエル・レアンドレ、マイラ・メルフォード、ローレン・ニュートンによるセッション、そしてポール・ニルセン・ラヴのラージ・ユニットなどが出演予定。また、2008年にスタートしたメールス市インプロヴァイザー・イン・レジデンスのレジデンシー達(アンゲリカ・ニーシャー、イングリッド・ラウブロック、ヘイデン・チスホルム、エミリオ・ゴルダ、マリア・ポルトガルなど)全員によるビッグ・バンド、彼/彼女らが参加するプロジェクトもある。プログレ、現代音楽などもラインナップされており、ジャンルに拘泥しない幅広いラインナップとなっている。→リンク
第50回ということで、これまでの歩みを振り返る取り組みも行われている。関係者、ミュージシャン、評論家などが寄稿した記念本の発刊、また長年に亘ってメールス・フェスティヴァルに出演したミュージシャンのポートレートを撮影してきたフランツ・シューマンの写真展。これらもオンライン上でもアクセス可能となる予定だ。
2008年にスタートし、今年で14人(グループ)目となるメールス市インプロヴァイザー・イン・レジデンスはタリバム!のケヴィン・シェイとマシュー・モッテル。既にメールスに滞在し、活動を始めており、メールス・レジデンス・シリーズの動画をouTube上に次々とアップしている。→リンク
↓メールス・レジデンス・シリーズの最新動画。タリバム!の二人とフローリアン・ヴァルターとのセッション。