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2/27『土取利行/サヌカイト ・ライヴ』復刻盤リリース

1970年代からフリージャズ・シーンで活躍し、ミルフォード・グレイヴス、スティーヴ・レイシー、デレク・ベイリーなどと共演を重ねる一方、1976年からピーター・ブルック劇団の音楽も手がけてきたドラマー/パーカッショニストの土取利行。1980年代には岐阜県郡上八幡に活動拠点として「立光学舎」を桃山晴衣と共に設立して日本の伝統文化再生にも取り組む他、日本音楽の古層を探究してきた。

1984年のサヌカイト演奏(写真:田中克治)

1984年、土取利行の故郷讃岐で開催されたコンサートはLP『磬石 サヌカイト ライブ』(徳間)としてリリースされて話題となった。その後CDとして再発されたものの廃盤となって久しかったが、立光学舎レーベルより2月27日に復刻盤『サヌカイト・ライヴ Sanukaito Live』としてリリースされる。

第62回グラミー賞の最優秀ヒストリカル・アルバム賞部門でノミネートされた『Kankyo Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990』には、『サヌカイト・ライヴ』の<石占(いしうら)>が収録されていた。1986年には香川県青野山で『サヌカイト-古代石の自然律』(ビクター→日本伝統文化振興財団)を録音した他、『銅鐸』(ビクター、1983年)『縄文鼓』(ビクター、1990年)などの作品もある。

今年2022年夏には36年ぶりに浜辺でのサヌカイト演奏の映像化を予定しているという土取利行、『サヌカイト・ライヴ』は彼の古代音楽への取り組みを知る貴重な復刻盤である。

土取利行 サヌカイト ・ライヴより

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