ユーラシアンオペラ2022
11/23, 26, 27「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」
11/05, 12, 28, 12/03, 05 関連イベント
ベーシスト河崎純が主宰する音楽詩劇研究所が、新作「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」の公演を韓国からジー・ミナを招いて埼玉と東京で行う。ジー・ミナは、今年3月にCD『河崎純feat.ジー・ミナ / HOMELANDS -Eurasian Poetic Drama-』(Bishop Records) がリリースされたことで日本でも知られるようになった韓国伝統音楽「正歌」の歌手。新作公演は現在も韓国で愛される『春香伝』(→Wikipedia)と、さまざまな詩をコラージュした詩劇の二部構成で、『春香伝』の登場人物のまつろわぬ魂が、彼女の静けき声に憑依し、数行の詩が10 分以上かけて歌われるという。また、台湾原住民族タイヤル族をルーツにもつエリ・リャオもソリストとして出演する。
これまで音楽詩劇研究所は「Continental Isolation」(2018年 東京)、「さんしょうだゆう」(2019年、カザフスタン、韓国)の2本のユーラシアンオペラを制作してきた。しかし、コロナ禍により海外から音楽家を招聘することもままならず、公演活動が難しくなってしまう。そのような中、河崎が新たな作品の着想を得たのは埼玉だった。埼玉県は在留外国籍者が最多の自治体であり、川口市や蕨市周辺にはトルコから移住してきたクルド系の難民申請者が数多く住んでいる。しかし、難民認定されずにいる多くの人々は県外移動もままならない。そのようなクルドの人々との交流の場となることを願い、河崎は架空の「広場」を想定した。ユーラシアンオペラ新作「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」はクルド人が多く暮らす川口市で初演される。会場は美術家髙田純嗣の彫刻作品がある空間で、在日クルド人女性ユニット「Denge Jine Japan」もゲスト参加し、観客と共に「広場」を作り上げることを試みる。
また公演に先立って、10月末には河崎純の著書『ユーラシアの歌 原郷と異郷の旅』(ぶなのもり)が刊行される予定!
ユーラシアンオペラ2022
A Night The Sky was Full of Crazy Stars
出演:ジー・ミナ(歌) エリ・リャオ(歌)
演奏:松本ちはや(マリンバ、打楽器) 熊坂路得子(アコーディオン)任炅娥(チェロ) 小沢あき(ギター)河崎純(コントラバス)
スペシャルゲスト:Denge Jine Japan(歌、ダフ)*埼玉公演のみ
三浦宏予(ダンス) 亞弥(舞踏) 吉松章(舞、謡)坪井聡志(歌)
埼玉 アプリュス芝スタジオ
11月23日 昼 13:00開演 | 夜 17:00開演
料金:予約 3,500円 当日 4,000円
東京 SHIBAURA HOUSE[1F]
11月26日 夜 18:00開演
11月27日 昼 14:00開演 | 夜 18:00開演
料金:予約 4,000円 当日 4,500円
TEL: 03-5419-6446(平日11:00-16:00)
ご予約•お問い合わせ
音楽詩劇研究所: info★musicpoeticdrama.com
※上記の「★」を「@」に置き換えて下さい。
RESERVA[予約サイト] https://reserva.be/eop2018
主催・制作:音楽詩劇研究所
https://musicpoeticdrama.com/projects_2022_eop.html
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
【音楽詩劇研究所 ユーラシアンオペラ 2022 関連イベント】
ユーラシアン・ボイス 南ロシアの風
コーカサスや黒海、シベリアの伝説・民謡に基づくアンナ・ピンギナ(Anna Pingina)のオリジナル曲を、小沢あきがディレクション。
11月5日 12:00 開場 13:00 開演
会場:東京・中目黒 楽屋
料金:予約4,000 円 当日4,400 円
出演:アンナ・ピンギナ(歌) 小沢あき(ギター) 河崎純(コントラバス)立岩潤三(パーカッション)
詳細:https://musicpoeticdrama.com/projects_2022_eop_nov5.html
音nity フェス in 埼玉
11月12日 13:30 開場 14:00 開演
会場:アプリュス 芝スタジオ
料金:予約3,000 円 当日3,500 円
出演:チェ・ジェチョル(韓国打楽器) 立岩潤三(中東打楽器)大野慎矢(ガイダ) 松本ちはや(縄文打楽器) 林家彦三(落語)音楽詩劇研究所 + エリ・リャオ + Denge Jine Japan 他
詳細:https://musicpoeticdrama.com/projects_2022_eop_fes.html
*関連企画(投げ銭制)
・開演前プレイベント 12:30〜
なみ(朗読)
蕨駅より会場に向かう芝銀座商店街のAntenna Books & Cafe ココシバにて
・「暗闇の演芸場」18:00〜
噺家、林家彦三の声を、完全暗転の暗闇で聞く。韓国伝統国楽歌手、台湾原住民の民謡歌手、能、狂言、や、演奏家の音も響きあう完全暗転による暗闇のなかでの「演芸」。
タタミスタジオ蕨にて
音nity フェス in 東京
11月28日 18:30 開場 19:00 開演
会場:SHIBAURA HOUSE[1F]
出演:柳家小春(三味線・唄) 今村よしこ(ダンス) ジー・ミナ(歌)清水博志(打楽器) 河崎純(コントラバス) 吉松章(謡・舞) エリ・リャオ(歌) 徳久ウィリアム(声) FUJI(サズ)三浦宏予(ダンス) 他
詳細:https://musicpoeticdrama.com/projects_2022_eop_fes.html
響き合う東アジアの歌声
コンサート版ユーラシアンオペラ。東北やアジア各地の民俗芸能と韓国の伝統音楽をつなぐ打楽器奏者チェ・ジェチョルを加えた、新作ユーラシアンオペラの別バージョン。「東の地中海」とも呼ばれる東シナ海周辺の知られざる文化交流を、音楽、舞踊を通じて再構成。
12月3日 18:30 開場 19:00 開演
会場:もりおか町家物語館 浜藤ホール
岩手県盛岡市鉈屋町10 番8 号 TEL: 019-654-2911
料金:前売3,000 円 当日3,500 円
出演:ジー・ミナ(歌) エリ・リャオ(歌) チェ・ジェチョル(韓国打楽器)吉松章(謡・舞) 小沢あき(ギター ) 河崎純(コントラバス)三浦宏予(ダンス) 亞弥(舞踏) 他
詳細:https://musicpoeticdrama.com/projects_2022_eop_dec3.html
Incredible Sound Vision from Tokyo
“ハイパー箏奏者”八木美知依を迎えた、新たな四重奏団によるコンサート。日本、台湾、韓国の伝統音楽を軸に、即興演奏も交える。ピアニストの千野秀一(ベルリン在住)も特別参加。12月5日 18:30 開場 19:00 開演
会場:トーキョーコンサーツ・ラボ(早稲田)
料金:予約4,000 円 当日4,500 円 学生予約 2,000 円 学生当日 2,500 円(学生の方は受付にて学生証をご提示ください)
出演:八木美知依(箏) 河崎純(コントラバス) ジー・ミナ(歌)エリ・リャオ(歌)
スペシャルゲスト:千野秀一(ピアノ)
詳細:https://musicpoeticdrama.com/projects_2022_eop_dec5.html
ご予約•お問い合わせ
音楽詩劇研究所: info★musicpoeticdrama.com
※上記の「★」を「@」に置き換えて下さい。
RESERVA[予約サイト] https://reserva.be/eop2018
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