独ECMからnew series2タイトル新譜リリース
A.シフ初のクラヴィコードとT.ツェートマイア、R.キリウス、RNSの協演集
独ECMから新年第1回目の new series 2タイトル リリース。
まずは、アンドラーシュ・シフによる『J.S.Bach/Clavichord』(ECM2635)。
現代の最も偉大なバッハ解釈者のひとりである名手シフによる初のクラヴィコード作品集。ベルギーの職人ヨリス・ポトヴリーゲが製作した1743年製スペッケンのレプリカを演奏し、初期の作品に焦点が当てられたこの2枚組アルバムでは、「カプリッチョ・ソプラ・ラ・ロンタナンツァ・デル・フラトロ・ディレティッシモ」で始まり、インヴェンションとシンフォニアを経て、「半音階的幻想曲とフーガ」で締めくくられる。 録音はボンのベートーヴェン・ハウスのカンマームジーク・サルで行われ、プロデュースはマンフレート・アイヒャー。
次いで、現代最高のソロ・ヴァイオリニストのひとり、トーマス・ツェートマイア、ヴィオリスト、ルース・キリウスとロイヤル・ノーザン・シンフォニアとの協演 (ECM2595)。三者のために書き下ろされたジョン・キャスケンの二重協奏曲、ルースによるバルトークのヴィオラ協奏曲、ベートーヴェン第5交響曲で指揮はいずれもツェートマイア。古典から現代曲に及ぶレパートリーをゲーツヘッドのザ・セージでコンサート録音したもの。