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2024年度NEAジャズ・マスターズ・フェローシップ受賞者発表

2024年度NEAジャズ・マスターズ・フェローシップ受賞者が、ゲイリー・バーツ、テレンス・ブランチャード、アミナ・クローディン・マイヤーズ、ウィラード・ジェンキンスの4名に決定、NEAにより発表された。この栄誉は、NEA(全米芸術基金)が40年以上にわたって授与してきたもので、ジャズの発展に卓越した貢献をした個人に贈られる。受賞者にはそれぞれ25,000ドルが授与され、2024年4月13日にワシントンD.C.で、ジョン.F.ケネディ舞台芸術センターとの共催による招待コンサートで祝われる。

「ジャズは、わが国が世界に貢献した最も重要な芸術のひとつであり、NEAは、その創造性と献身によって芸術形式が進化し続け、新たな聴衆と実践者にインスピレーションを与え続けている個人を表彰できることを誇りに思う」と、NEA委員長のマリア・ロサリオ・ジャクソンは語った。

各受賞者のプロフィールは以下の通り;
ゲイリー・バーツ Gary Bartz は、1940年9月メリーランド州ボルチモア生まれ。1960年代からシーンを代表するアルト・サックス奏者として、マックス・ローチ、チャールズ・ミンガス、アート・ブレイキー、マイルス・デイヴィスらと共演してきた。リーダーとして45枚以上のアルバムをリリースし、ゲスト・アーティストやサイドマンとして200枚以上のアルバムに参加している。

テレンス・ブランチャード Terence Blanchard,は、1962年3月、ニューオーリンズ生まれのトランペット奏者、作曲家。アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの優秀なOBのひとりで、スパイク・リーを筆頭に多くの映画監督に映画音楽を提供し、また自身のグループやサイドマンとしてツアーや演奏活動を行っている。多岐にわたる活動は7度のグラミー賞で評価されている。

アミーナ・クローディン・マイヤーズAmina Claudine Myers は、1942年3月シカゴ生まれ。ピアニスト、オルガニスト、ヴォカーリスト。シカゴAACM(創造的ミュージシャンの進歩のための協会)のメンバーとして活動を始め、1970年代にニューヨークに移住、作曲活動を優先させながら、演劇のプロデュース・プロジェクトも手がけるようになった。

ウィラード・ジェンキンス Willard Jenkins は1949年2月生まれ。演奏者以外でジャズの貢献者に授与される「A.B.スペルマンNEAジャズ・マスターズ・フェローシップ・フォー・ジャズ・アドボカシー」の受賞者。1970年代から作家、放送作家、教育者、歴史家、芸術監督、芸術コンサルタントとしてジャズに携わってきた。アメリカ文化における音楽とその重要性を広める中心的存在である。現在、DCジャズ・フェスティバルのアーティスティック・ディレクターであり、DCのラジオ局WPFWの番組「Ancient/Future」のホストを務める。

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