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[配信] 8/21-10/23 ロサンゼルス・フィル at ハリウッド・ボウル
〜ドゥダメル、小曽根真&スラットキン、アン・アキコ・マイヤーズ他

Text by Hideo Kanno 神野秀雄

ロサンゼルス・フィルハーモニックは、ウォルト・ディズニー・コンサートホールを本拠地としながら、17,000人以上を収容する1922年創設の野外円形劇場ハリウッド・ボウルも拠点の一つとしてコンサートシリーズを行なっている。現在、ベネズエラ出身の指揮者グスターヴォ・ドゥダメルが音楽監督を務めるが、2026年からはニューヨーク・フィルハーモニーへの移籍が決まっている。

2023年7月11日から9月12日までのハリウッド・ボウルでのコンサートシリーズが、クラシック専門ラジオ局「Classical California KUSC」(LA 91.5MHz)より、2023年8月21日〜10月23日の毎週月曜11:00(アメリカ太平洋時間では日曜夜19:00)から放送され、ストリーミングで日本でも聴くことができる。公式ウェブサイト KUSC.orgで、ページ右上の三角の再生ボタンを押すとリアルタイムでラジオ放送を聴くことができる。放送後、期間限定でオン・デマンド・ストリーミングも利用可能だ。

小曽根 真のハリウッド・ボウル初出演となる<ラプソディ・イン・ブルー>にも注目したい。指揮はレナード・スラットキンで、二人は2017年のデトロイト交響楽団日本公演を共にしていて、その成功からレナードが声をかけたと思われる。このときのインタビューでレナードもかつてジャズピアノを演奏していたので小曽根を長年敬愛してきたと語っている。ハリウッド・ボウルをスタンディング・オベーションにしたコンサートを日本で世界で聴ける貴重な機会であり聴き逃せない。

なお、小曽根は、杭州フィルハーモニー管弦楽団(Hangzhou Philharmonic Orchestra / 杭州爱乐乐团)のアーチスト・イン・レジデンス 2023-2024に就任し、まず9月9日のシーズン・オープニング・コンサートとして音楽監督ヤン・ヤン指揮で、「ラフマニノフ生誕150周年記念ピアノコンサート」を行う(注: 8月現在、日本人の中国入国にはビザが必要)。また、8月31日〜のブルーノート・ニューヨークを皮切りに、小曽根はイスラエル出身のベーシスト、アヴィシャイ・コーエンとの新プロジェクト「The Amity Duet」でワールド・ツアーに出る。COVID-19後の小曽根の新たな世界進出が始まる。

SoCal Sunday Nights at 7PM on Classical California KUSC
2023年8月21日〜10月23日の毎週月曜日 日本時間朝11:00〜
(04:00CEST / Sunday 19:00PDT、22:00EDT)
リアルタイム配信はこちら (ウェブページ右上の再生ボタンを押す)
期間限定オン・デマンド配信はこちら(放送後。曲名下の再生ボタンを押す)

【8月21日放送/7月11日公演】
グスターヴォ・ドゥダメル 「ヴェルディ/レクイエム」

Los Angeles Philharmonic
Gustavo Dudamel, conductor
Leah Hawkins, soprano
Rihab Chaieb, mezzo-soprano
Mario Chang, tenor
Ryan Speedo Green, bass-baritone
Los Angeles Master Chorale
Grant Gershon, Artistic Director
Jenny Wong, Associate Artistic Director

VERDI Requiem

【8月28日放送/7月20日公演】
グスターヴォ・ドゥダメル&アリサ・ワイラースタイン

Los Angeles Philharmonic
Gustavo Dudamel, conductor
Alisa Weilerstein, cello

PROKOFIEV Classical Symphony
TCHAIKOVSKY Variations on a Rococo Theme
PROKOFIEV Selections from Romeo and Juliet

【9月4日放送/7月25日公演】
レナード・スラットキン指揮、小曽根 真(ピアノ)
「ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー」他

Los Angeles Philharmonic
Leonard Slatkin, conductor
小曽根 真 Makoto Ozone, piano

Cindy McTEE Timepiece
GERSHWIN Rhapsody in Blue
DVOŘÁK Symphony No. 9, “From the New World”

【9月11日放送/8月8日公演】
ライアン・バンクロフト指揮、エリック・ルー(ピアノ)

Los Angeles Philharmonic
Ryan Bancroft, conductor
Eric Lu, piano

Caroline SHAW Entr’acte
BEETHOVEN Piano Concerto No. 4 in G Major, Op. 58
ELGAR Enigma Variations

【9月18日放送/8月15日公演】
ルイス・ラングリー指揮、ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)

Los Angeles Philharmonic
Louis Langrée, conductor
Jean-Yves Thibaudet, piano

RAVEL Piano Concerto in G
BERLIOZ Symphonie fantastique

【9月25日放送/8月17日公演】
アンナ・ラキティーナ指揮、スターリング・エリオット(チェロ)

Los Angeles Philharmonic
Anna Rakitina, conductor
Sterling Elliott, cello

DVOŘÁK Cello Concerto
SHOSTAKOVICH Symphony No. 5

【10月2日放送/8月29日公演】
シモーヌ・メネゼス指揮、クララ-ジュミ・カン(ピアノ)

Los Angeles Philharmonic
Simone Menezes, conductor
Clara-Jumi Kang, violin

BEETHOVEN Violin Concerto
BEETHOVEN Symphony No. 3, “Eroica”

【10月9日放送/8月31日公演】
ジェマ・ニュー指揮、ネイサン・コール(ヴァイオリン)

Los Angeles Philharmonic
Gemma New, conductor
Nathan Cole, violin

Jessie MONTGOMERY Shift, Change, Turn
TCHAIKOVSKY (orch. MATTHEWS) Selections from The Seasons, Op. 37
VIVALDI The Four Seasons

【10月16日放送/9月5日公演】
ニコラス・マクゲガン指揮、キム・ボムソリ(ヴァイオリン)

Los Angeles Philharmonic
Nicholas McGegan, conductor
Bomsori Kim, violin

MOZART Don Giovanni Overture
MOZART Violin Concerto No. 5, “Turkish”
MOZART Symphony No. 38, “Prague”

【10月23日放送/9月12日公演】
カレン・カメンセク指揮、アン・アキコ・マイヤーズ(ヴァイオリン)
「フィリップ・グラス/ヴァイオリン協奏曲」他

Los Angeles Philharmonic
Karen Kamensek, conductor
Anne Akiko Meyers, violin
Pacific Chorale
Robert Istad, Artistic Director

Adam SCHOENBERG Cool Cat (world premiere, LA Phil commission)
Philip GLASS Violin Concerto No. 1
HOLST The Planets

Gustavo Dudamel – LA Phil SOUND/STAGE
Maurice Ravel: “Le jardin féerique”(妖精の園) from “Ma Mère l’Oye”

John Williams: The Imperial March (Darth Vader’s Theme) from Star Wars
Gustavo Dudamel lightsaber duel with John Williams at Hollywood Bowl

Gershwin: Rhapsody in Blue – NDR Elbphilharmonie Orchester Silvesterkonzert 2021
Makoto Ozone (piano), Alan Gilbert (Conductor). December 31, 2021 at Elbphilharmonie Hamburg

The “Amity Duet” Makoto Ozone & Avishai Cohen – On Green Dolphin Street (Blue Note Tokyo 2023)

Matirx (Chick Corea) / Someday My Prince Will Come (Frank Churchill)

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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