Reviews on This Issue
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#53 時代の中で音楽を伝えた言葉と写真〜『超ジャズ 杉田誠一 著作・写真集』を読んで
現場を知るフォト・ジャーナリストが遺した本だけに、60年代終わりから70年代半ばにかけての日本におけるジャズ、とりわけフリージャズとその受容を時代の文脈から読み解くには貴重な本だ。
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#144 ヴォルフガング・サンドナー『キース・ジャレットの真実』
錆びついた耳を活性化させ、なんども聴いたはずのアルバムから新たな音を見出すことは歓び以外のなにものでもない。本書がすぐれた評伝であることの証左だ。
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#2409 『ジョン・テイラー/トラモント』
繰り返し演奏された曲をどう変貌させていくか、より高く純粋な表現をすることができるか、John Taylorが取り組んだ素敵な記録
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#2408『Tramonto / John Taylor, Marc Johnson, Joey Baron』
『トラモント/ジョン・テイラー、マーク・ジョンソン、ジョーイ・バロン』ケニー・ホイーラーやノーマ・ウィンストンと共同作業も多く、多くのECM作品に参加して来たイギリスのピアニスト、ジョン・テイラーの遅すぎた初ECMリーダー作『Rosslyn』。その直前のイギリスでのライヴ録音盤が22年後にリリースされ、スタジオ盤と遜色のない美しい世界を魅せる。
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#2407 『鈴木雄太郎 / Beyond The Arctic』
中低音を主体に中低速の演奏が並ぶ6曲には、じわじわと感動が聴き手へと浸み込んでいく
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#2406 『鈴木雄太郎/Beyond the Arctic』
トランペットのライジングスター、鈴木雄太郎が放つ海外録音によるデビュー・アルバム
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#2405 『Hermon Mehari & Tony Tixier/SOUL SONG:ハーモン・メハリ&トニー・ティクシール/ソウル・ソング』
カンザスシティーから巣立った俊才トランペッター、ハーモン・メハリの2枚目になるデュオ作品『ソウル・ソング』
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#2404 『宇宙エンジン / 地磁気との散策…そして…監視は香る…』
『Uchu Engine / A Walk With Geomagnetism… Fragrance Of Surveillances Trace』ロック、プログレ、パンク、フォーク、ノイズ、即興ジャズ、電子音楽、ワールドミュージックに亘る膨大な音楽の記憶がオマージュのように隠されている
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#2403 『Eric Miyashiro / Blue Horizon』
『エリック・ミヤシロ/ブルー・ホライゾン』ファーストコール・トランペッターであり、「ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ」の音楽監督を務め、世界で活躍するエリック・ミヤシロが15年ぶりにリリースしたリーダーアルバム。”聴く人を笑顔にする”快作ができあがった。
