JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

閲覧回数 38,851 回

及川公生の聴きどころチェックNo. 227

#326 『Tanaka/Lindvall/Wallumrød / 3 pianos』

Nakama Records – NKM007CD/LP

Ayumi Tanaka – piano|Johan Lindvall – piano|
Christian Wallumrød – piano

1. till patrick modiano no. 1
2. 34
3. till patrick modiano no. 2
4. 31
5. till patrick modiano no. 3
6. romaine brooks
7. 33

Recorded by Ingar Hunskaar at the Norwegian Academy of Music in June 2016, Oslo
Mixed by Ingar Hunskaar
Mastered by Fridtjof A. Lindemann
Cover art & design by Junpei Tetsuha
Track 1, 3, 5 & 6 are composed by Johan Lindvall
Track 2, 4 & 7 are composed by Tanaka, Lindvall and Wallumrød

トラック毎にピアノがソロ、2台、3台と変わる。その音場の定位を明確にする事で面白い音像が発生する。
打楽器かと思える演奏、余韻に強い印象を持たせようとする表現。
重々しい減衰の早い音。多様が三者交差。
演奏の面白さをオンマイクの波形分析型のサウンドで楽しませる。
ピアノ奏法の多彩な音色を音圧感で録音する技法は、技術的に困難があったと推察。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください