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及川公生の聴きどころチェックNo. 229

#343 『高橋知己カルテット/WISE ONE』

「及川公生の聴きどころチェック」今月の9枚

AKETA’S DISK  MHACD-2649  ¥2,667円+税

高橋知己 (ts,ss)
生田さち子 (p)
工藤精 (b,elb)
斎藤良 (ds)
guest :
鈴木典子 ( vo)

01. Teo (T.Monk)
02. Wise One (J.Coltrane)
03. Beyond [For Tsumura] (高橋知己)
04. Radames y Pele (A.C.Jobim)
05. Harvest Song[For Mariko] (高橋知己
06. Believe Beleft Below [Love Is Real] (E.Svensson/J.Haden) )
07. Spanish Joint (D’Angelo&R.Hargrove)
08. Strange Meeting (B.Frisell/鈴木典子)
09. The Saga Of Harrison Crabfeathers (S.Kuhn)
10. Minnie (M.Davis/鈴木典子)

プロデューサー:明田川荘之
レコーディング&マスタリング:島田正明
録音:2015年9月9、10日 11月11日 12月9日 西荻アケタの店にて録音

 

ライヴ録音。ベース、ドラム、が音場の全体をリードする。ピアノとサックスが同等のバランスで構成される。ライヴでの音圧感がそうなのだろう、ピアノもサックスも音場構成の押し出しが控えめ。

ベースの近接感は素晴らしく、絃の振動を聴いているような感触。全体をドッシリ重たい低音部を造り上げている。
トラックによって表情が変わるサックス。とくにテナーの味わいのあるサウンドは魅力。演奏者の持ち味が浮き出ている。

CDレヴュー(望月由美);
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-9805/

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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