JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

閲覧回数 35,122 回

及川公生の聴きどころチェックNo. 237

#396 『十中八九/ 弐』

text by Kimio Oikawa 及川公生

 

AMMO 2

不破大輔:ダンドリスト
Licca:Vocals 織内竜生:Vocal&Guitar
佐野テルマサ信行:Trumpet, Fluegel horn
takasy:Trumpet, Fluegel horn, Tronbonium
三瓶広明:Trumpet(except M 8,11) 前田優子:Clarinet, Voice
DETCHI:Alto Saxophone, Soprano Saxophone
YOSHIMI:Tenor Saxophone 三浦 翔:Baritone Saxophone
ゲリラ:Guitar 京:Keyboard 室井潤:Bass
石山雅宏:Drums 浦島 渉:Drums, Percussion(M 4,6,7)
Guestまつもとあきら:Guitar 横山遊季:Bass(except.M4,7)

1. Sadistic Heaven
2. アンコウの蛮行
3. Simple Temple
4. イワキクジラ
5. 湖沼群
6. Denominator Half~黒いダイヤ
7. シャバダバ
8. 玄玄天
9. 風の又兵衛
10. メロウイエロウ
11. シーラマン

 

管楽器編成の猛烈なサウンドが耳に襲いかかる。中高域に主成分を含むサウンドが、全ての楽器に現れる。トゥッティの襲いかかる部分にして、混濁のない録り方は巧いなあ〜と感服。ドラム、ギター、ベースの浮き出た音像の操作は、拍手だ。
時に、こうした金管楽器、木管楽器、の大編成を録るとき、各楽器の鮮明さが犠牲になるが、ここでは、細かく浮き出ている。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください