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及川公生の聴きどころチェックNo. 252

#517『大野えり/ライヴ・アット・ピットイン vol.2/フィーリング・グッド』

text by Kimio Oikawa  及川公生

KIA records KIA-005 3,000円(税込:5/03リリース予定)

大野えり (vo)
川嶋哲郎 (ts)
類家心平 (tp)
太田朱美 (fl)
石田 衞 (p)
米木康志 (b)
原大力 (ds)

1. Just In Time (Betty Camden&Adolph Green/Jule Styne)
2.Throw It Away (Abby Lincoln)
3.This Can’t Be Love (Korentz Hart/Richard Rodgers)
4.I’m Glad There Is You (Paul Madeira/Jimmy Dorsey)
5.La La La You Are Mine (Eri Ohno)
6.Sharing The Night With The Blues (Amanuel Logan)
7.We Were Meant To Be (Andrew Gebert/Eri Ohno)
8.Feeling Good (Leslie Bricusse/Anthony Newley)

Executive producer ; 鈴木正夫
Producers: 鈴木正夫/大野えり
Co-producers: 久島健一 / 三田晴夫
Recorded live at Jazz Club Shinjuku PIT INN, 134h&14th August, 2018
Recording engineer: 菊地昭紀
Mixed & mastered at PIT INN WORK ROOM
Mixed & mastered by 菊地昭紀


ボーカルの質感をライブでありながら保つ努力。録音側も力が入るが、歌い手のマイク・コントロールも重要。ボーカルが厚みを含んだ肉質で浮かび、音像を太く印象づける。ピアノの粒立ちの良さ。トランペット、サックスの音像と絡んで緊張感が伝わる。ライブの音場感をドラムが披露する。ミキシングの緻密さも評価したい。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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