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及川公生の聴きどころチェックNo. 219

# 279 『加藤崇之/ペペタン』

地底レコード B66F 2,500円+税

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加藤崇之 (g)

1. 歩こうよ (加藤崇之)
2. 皇帝 (加藤崇之)
3. ボディーアンドソウル (Johnny Green)
4. ペペタン (加藤崇之)
5. Wave (Antonio Carlos Jobim)
6. 夕焼けこやけ 〜 七つの子 (山田耕筰/本居長世)

録音:猪狩裕之 live at FarOut 横浜
Mix & mastering:石崎信郎


全音域バランスの取れた明瞭な表現力が凄い。
筆者も努力を必要とする楽器だが、困難さを克服した優れた録音に感服だ。
オンマイクは当然として、胴鳴りの雄大さ、響きが抜けのいい音質で捉えられ、マイクのテクニックでしか味わえないサウンドは、生とは違った世界観をもたらしている。
タイトル曲のサウンドは驚愕。
演奏がもたらす多彩な音色に、力強さのコーティング技法の加担を聞く。
はじけるエネルギーが伝わる快感の極み。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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