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及川公生の聴きどころチェックNo. 220

#287 『TRIO : Beirach Mraz Huebner/Live at Alte Kirche Boswil』

Kulak (Switzerland)

 

Richie Beirach (p)
Gregor Huebner (vln)
George Mraz (b)

1 Nardis
2 Waltz for Fee (my composition)
3 You don’t know what love is
4 My Romance
5 Bartok bagatelle Nr4 – Bach Siziliana
6 Foodprints

Recorded live at Alte Kirche Boswil, Switzerland, October 13, 2012
By Mobiles Tonstudio Pfeister
Mastered by Peter Pfeister
Produced by Kulak Jazz

 

アコースティックをその場で聴いている雰囲気。教会ライヴ録音らしく音の抜けの良いサウンドだ。
ピアノの飾りのない響き方、スーッと通り抜けていく。筆者が経験のあるベース。奏者の、あのサウンドがそのまま写し取られている。
ヴァイオリンもむやみなオンマイクでなく、響きの色彩がいい。
音場感も、むやみに広げずセンター定位に音像を固めている。これが安定感に繫がっている。
心地いい録音だ。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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