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1/07 ナット・ヘントフ逝く

ジャーナリストでジャズ評論家、作家として知られるナット・ヘントフが1月7日に亡くなったことを息子ニコラスがtwitterで発表した。家族と共にビリー・ホリデイを聴いている時に息を引き取ったという。1925年生まれ、享年91。

50年代から『ダウンビート』誌にジャズ評論を書き始め、自ら『ジャズ・レビュー』誌を立ち上げ(61年に廃刊)、また『ヴィレッジ・ボイス』誌には1958年から半世紀に亘ってコラムを書いた他、『ニューヨーカー』、『ワシントン・ポスト』、『ワシントン・タイムズ』などにも寄稿した。2004年度のNEAジャズ・マスターも受賞している。

著書は、『ジャズ・カントリー』、『私の話を聞いてくれ―ザ・ストーリー・オヴ・ジャズ』、『ボストン・ボーイ―ナット・ヘントフ自伝』、『ジャズに生きる』、『 アメリカ、自由の名のもとに 』など多数。

1/07 ナット・ヘントフ逝く」への2件のフィードバック

  • ナット・ヘントフは一時期 Candid Records (1960~)の A&Rとしても活躍し、ジャズ批評家らしく、当時のシーンの最先端を行くアーチストを捉え、現在でもかららの代表作と目されるアルバムが少なくない;
    チャーリー・ミンガス、セシル・テイラー、ドン・エリス、マックス・ローチ、スティーヴ・レイシー他。
    Candidはのちにロンドンの Black Lion Recordsがレーベルを買収し、日本では70年代にトリオ/ケンウッド・レコードからリリースされた。
    http://www.birkajazz.com/archive/Candid.htm

  • そうでしたね。60年代初頭の短い期間でしたが、名盤として歴史に残る録音も含め、その仕事からもジャーナリスティックな立ち位置がよくわかります。それは後の社会批評にも通じるものであったのだなと今にして思います。

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