悠 雅彦『Art Ensemble of Chicago / Nice Guys』
『アート・アンサンブル・オブ・シカゴ/ナイス・ガイズ』
84年にかけて4作を発表したECM におけるアート・アンサンブルの記念すべき第1作(L・ボウイーを追悼した2001年の1作は除く)。ECM と契約を交わすまでの5年間、アート・アンサンブル・オヴ・シカゴは沈黙を余儀なくされたが、5年ぶりの吹込とあってサウンドに浮きうきした気分が横溢する。お望みなら世界中の音楽を演奏すると豪語した彼らならではのレゲエが飛び出すと、いかにも彼らの新しいチャプターが始まったと思わず膝を打ったものだった。
*初出『ECM catalog』
ECM 1126
Lester Bowie (trumpet, percussion)
Joseph Jarrman (saxophones, percussion)
Roscoe Mitchell (saxophones, percussion)
Malachi Favors (Maghostus bass, percussion)
Famoudou Don Moye (drums, percussion)
1 Ja (Bowie) 8:40
2 Nice Guys (Mitchell) 1:40
3 Folkus (Moye) 11:02
4 597 – 59 (Jarman) 6:42
5 CYP (Mitchell) 4:50
6 Dreaming of the Master (Jarman) 1140
Recorded May 1978 at Tonstudio, Bauer, Ludwigsburg
Produced by Manfred Eicher