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特集『ECM: 私の1枚』

則武 諒『Anders Jormin / Xieyi』
『アンデルス・ヨルミン/シェイー』

ECMには大好きなアルバムがたくさんあり、一枚選ぶのはとても難しいのですが、この作品にしました。作品全体の質感や間の感じが好きで一時期本当によく聴いていました。

色々なところにも書かれていますが、本作はリーダー作としてはAnders JorminのECMでの1枚目の作品であり、ベースソロのプロジェクトとして始まったもののマンフレッドの助言でブラスカルテットの曲も収録されることになったようです。

深遠なベースソロ曲の合間に入るブラスの曲が、さらに作品に奥行きを与えてくれているのと同時に、緊張感をほぐしてくれるような、そんな感じがします。

静かな夜に聴くのがおすすめです。


ECM 1762

Anders Jormin (Double-Bass)
Robin Rydqvist (Trumpet, Flugelhorn)
Krister Petersson (French Horn)
Lars-Göran Carlsson (Trombone)
Niclas Rydh (Bass Trombone)

Recorded December 1999 & October 2000
Engineer: Johannes Lundberg
Produced by Manfred Eicher


則武 諒 のりたけ りょう
ドラマー。名古屋出身。14歳の時にドラムに出会い、ヘヴィメタル、ハードロックなどから影響を受けるが次第にジャズや即興音楽に傾倒する。甲陽音楽学院、バークリー音楽大学(B.M. Summa Cum Laude)を経て、ニュージャージーのウィリアムパターソン大学にて音楽修士号(M.M)を取得。帰国後は名古屋を中心に活動したのち、2014年ごろ上京し、活動の幅を広げる。間や質感を大切にした演奏を信条とし、様々なミュージシャンのライブ、レコーディング等に参加している。ライブ情報などは公式ウェブサイトryonoritake.com

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