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Jazz and Far Beyond

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R.I.P. ペーター・ブロッツマンNo. 303

RIP Peter Brötzmann by Sabu Toyozumi

text by Sabu Toyozumi 豊住芳三郎
photos: Heather Leigh

我々は1960年にフリーインプロを始めていた。69年にICPの影響でヨーロッパJazzに興味を持ち、『Machine Gun』ジャケット買いでもある『NIPPLES』を購入。初生演奏は73年私も出演したベルギーのFes.で、Han (Bennink)、 Fred (van Hove)とのTrio。その後、共演は多数の日本、中国 tour、4回のヨーロッパツアー。
CDはDuo、Derek (Bailey)とのTrio、彼の生誕70年記念のSet。今秋リリース予定で、リトアニアからCd&Lp 『Triangle』です。
彼との共演は我が音楽人生で計り知れない素敵な経験でした。彼は楽器を愛し!音楽を愛し!人々を愛し! 宇宙をも愛する音を創り、その魂は永遠に我々の魂と一緒です!そして彼の描くCool Art Coverは心憎いほど素晴らしかった!
しかし、未だSax のヘラクレスと言われた男が亡くなったとは信じられない! 信じたくない!!!  (Sabu Toyozumi)

2015年4月11日@越谷・蔵の音 © 小室龍之介
Heather Leigh・Sabu Toyozumi・Peter Brötzmann ©Heather Leigh
Sabu Toyozumi & Peter Brötzmann 2015.4,15 ©Aya Ogawa

                 


豊住芳三郎 Sabu Toyozumi
1943年7月11日、横浜生まれ。インプロ系ドラマー、パーカッショニスト、二胡奏者。
東京藝大打楽器別科中退、富樫雅彦に師事。21歳でプロ・デビュー、66年の渡欧以来世界各地を転戦、71年シカゴAACMに草鞋を脱ぐ。デビュー・アルバム『Message to Chicago』(Nadja/Trio, 1974)を返礼とする。以来、LP/CD制作、招聘多数。最新作は23年9月、リトアニア NoBusinessからリリース予定のペーター・ブロッツマンとのデュオ『Triangle』。

 

 

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