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11/15 ECM 秋の新譜2作リリース
ステファン・ミクス・ソロとコリン・ヴァロン・トリオ

ECM秋の新譜2作がリリースされた。
ステファン・ミクスのソロとスイスのピアニスト、コリン・ヴァロンのトリオ。
ステファン・ミクスの『To the Rising Moon』(ECM2834) はECM26作目。コロムビア、インド、新疆ウイグル自治区、バヴァリア(バイエルン)、カンボジア、エジプト、ボルネオの楽器が登場するが、主奏楽器はアコースティック・ギターよりやや小さいコロムビアン・ティプレ。スペインから持ち込まれコロムビアで独自の発展を遂げた楽器で、2本+3本+3本+2本の4コース10本の弦を持つ。フィンガリングとボウイングの巧みな使い分けにより、いつものように他の誰にも真似のできないミクス独特の世界で聴き手を誘う。
コリン・ヴァロン(p, electronics) 、パトリス・モレ (db) 、ジュリアン・サトリウス (ds)からなるコリン・ヴァロン・トリオによる新作『サマレス』(ECM2809) は、2017年の『Danse』(2517) 以来。ピアノのピッチを変調するためにエレクトロニクスを援用、アートロックからのインスピレーションも感じられるがこのトリオに独特の抒情性とメランコリーは失われてはいない。

国内盤の詳細は;
https://store.universal-music.co.jp/product/6592131/
https://store.universal-music.co.jp/product/ucce1213/

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