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9/25-26 デイヴ・モス 2デイズ in 東京

極めて繊細かつ大胆なベーシストのデイヴ・モスが東京で2日連続の即興ライヴを行う。共演者は、初日が大上流一(ギター)、2日目が神田綾子(ヴォイス)とアキオ・ジェイムス(ドラムス)。

大上流一のギター表現は研ぎ澄まされている一方でつねに他者に向けて開かれている。モスのコントラバスに並々ならぬ興味をもった大上はどのようなアプローチをみせるだろう。ふたたび欧米での活動を活発化させた神田綾子は、エリオット・シャープ(ギター)、トニー・マラビー(サックス)、アンソニー・コールマン(ピアノ)ら錚々たるアーティストとの共演を重ねており表現を深化させ続けている。シカゴに生まれ福島から東京に拠点を移したばかりのアキオ・ジェイムスは、パワフルなドラミングをみせる一方で、つねに新たな方法論を模索する独自性をもつ。大注目。

2025/9/25(木)20:00- Permian(目黒、不動前) ソロ、デュオ

Dave Moss (contrabass)
Riuichi Daijo 大上流一 (guitar)

September

2025/9/26(金)20:00- Bar Subteranneans(渋谷) トリオ

Dave Moss (contrabass)
Ayako Kanda 神田綾子 (voice)
Akio Jeimusアキオ・ジェイムス (drums)

Schedule

● デイヴ・モス Dave Moss

ダブル・ベースとエレクトリック・ベースの奏者、デイヴ・モスは米国サンフランシスコ・ベイエリア出身。13年間ニューヨークに住んでいたが、2015年12月より日本に拠点を移し、2022年8月まで主に京都を中心に活動。京都ではUrbanguildやLive Spot Rag Kyotoで頻繁に演奏。その後、長野に拠点を移し活動中。ニューヨーク時代には、ウィリアム・パーカー、チャーネット・モフェット、ケニー・ヴェッセル、ラケシア・ベンジャミン、エリック・マクファーソン、ダニエル・カーター、アーロン・スコット、デミアン・リチャードソン、パトリック・ゴールデン、フェレンツ・ネメスなど著名なジャズ・アーティストと共演、コラボしている。特にモスにとって長年のヒーローであるオーネット・コールマンとの出会い、そして8年間に及ぶ、彼とのセッションはモスに深い変容をもたらした。

– solo bass:  https://parkwestrecords.bandcamp.com/album/in-her-dream
– platypus revenge (featuring Daniel Carter):  https://platypusrevenge.bandcamp.com/album/platypop
– wake up:  https://danielcarternyc.bandcamp.com/album/wake-up

齊藤聡

齊藤 聡(さいとうあきら) 著書に『新しい排出権』、『齋藤徹の芸術 コントラバスが描く運動体』、共著に『温室効果ガス削減と排出量取引』、『これでいいのか福島原発事故報道』、『阿部薫2020 僕の前に誰もいなかった』、『AA 五十年後のアルバート・アイラー』(細田成嗣編著)、『開かれた音楽のアンソロジー〜フリージャズ&フリーミュージック 1981~2000』、『高木元輝~フリージャズサックスのパイオニア』など。『JazzTokyo』、『ele-king』、『Voyage』、『New York City Jazz Records』、『Jazz Right Now』、『Taiwan Beats』、『オフショア』、『Jaz.in』、『ミュージック・マガジン』などに寄稿。ブログ http://blog.goo.ne.jp/sightsong

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