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12/22 Nobie、馬場孝喜、Kan、宮地 遼 Brasilian Night at 下北沢 No Room for Squares

Text by Hideo Kanno 神野秀雄

【Nobie/馬場孝喜/宮地 遼/Kan】
2025年12月22日(月) 19:00開場 19:30開演
下北沢 No Room For Squares

Nobie: vocal
馬場孝喜 Takayoshi Baba: guitar
宮地 遼 Ryo Miyachi: bass
Kan: percussion
チャージ ¥1,000+投げ銭
詳細と予約はこちら

小曽根真&アンドレ・メマーリ公演で2024年末オーチャードホールをブラジリアン・グルーヴに巻き込んだ宮地遼とKan。歌姫Nobieはハービー・ハンコック来日でも話題の鬼才リオーネル・ルエケや巨匠トニーニョ・オルタも絶賛。卓越したテクニックとサウンドでJ-Popスターにまで重用される馬場孝喜。ブラジル愛を持ち寄った初共演の熱い夜

伝説のプロデューサー宮田茂樹が惚れ込み、リオーネル・ルイケ、巨匠トニーニョ・オルタらと共演、東京大学ジャズ研時代にMPBベースの開拓者ルイザオ・マイアのバンドに参加。唯一無二のヴォーカリスト、Nobie。京都出身で、ニューヨーク〜ブラジルに渡り、身に付けた卓越したテクニックと斬新なサウンドで、ジャズ界のレジェンドからJ-Popのスターにまで重用されて来たギタリスト、馬場孝喜。ふたりは長く共同作業を続け、2023年にはNobieと馬場孝喜のデュオ名義アルバム『おわりとはじまり』をリリース。

宮地遼は倉敷出身のベーシスト。2014年より渡米、ニューヨークへと移住し、The Collectiveに入学。ニューヨークのトップミュージシャンと共演を重ねる。2018年帰国後も精力的にアルバム制作とライヴ活動を行っている。Kanは、壷阪健登と同時期にバークリー音楽大学に学びボストンを拠点に活躍後、COVID-19のため帰国、小曽根真も絶賛し日本で活躍を魅せる。2024年12月には小曽根真&アンドレ・メマーリのクリスマスコンサートにKanと宮地遼が抜擢されオーチャードホールをブラジリアン・グルーヴの渦に巻き込んだ。また宮地遼、Kan、小沼ようすけでacousticaとして斬新なサウンドを生み出している。

強烈なブラジリアングルーヴと多彩な表現力を持つこの4人がそれぞれの音楽愛を込めて初めて集う。禁酒法時代のバーを再現したような隠れ家ジャズクラブ、下北沢「No Room for Squares」でどんな新しい音を生み出すのか全く想像ができない。

“大人の事情”で投げ銭となっているが、通常は4,000円相当の公演。それでもホリデーシーズンの熱狂の夜に友人や家族を誘って気軽に立ち寄れる機会としても活用されたい。Walk inの客で満席になってしまう店なので早めの予約をお勧めしたい。

【リオーネル・ルエケからNobieへのメッセージ】
『ノビーとのレコーディングは素晴らしい経験だった。彼女は並はずれたリズムのセンスと正確なピッチを持っている。間違いなく私のお気に入りのシンガーの一人だ。そう、彼女はジャンルにとらわれず、未知の領域に足を踏み出す勇気を持っている。彼女のようなミュージシャンとプレイするのを私は愛している。まだ見ぬゾーンでこそ魔法と奇跡がおこるから。 彼女こそザ・ベストと呼ばれるのにふさわしい』

I had a bless recording with Nobie. She is definitely one of my favorite singers because she is not afraid to explore new territories. She’s not a singer who stays in her comfort zone and there are no boundaries to what she can do. That’s the type of musician I love to play with because only in unknown zone is where the magic can really happen. Nobie on top of that has a very good sense of rhythm, sings in tune and phrases like a horn. She simply deserves the best!!!
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【アンドレ・メマーリからKanと宮地遼へのメッセージ】
2024年12月に私の親友であり天才的ピアニストである小曽根真さんとコンサートを行いましたが、その際にステージを共にしたのが、ベーシスト宮地遼さんとパーカッショニストKanさんでした。二人も参加する12月22日のライヴを聴きに行かれることを強くお勧めします。Kanは、私がこれまでに聴いた中でも最も素晴らしいパーカッショニストの一人です。Kanと共に演奏することは純粋に歓び以外の何ものでもありません。Kanは素晴らしい魂の持ち主でもあり、これから多くを学び、彼の芸術性とともに大きく成長していくことを楽しみにしています。

I strongly recommend the show with the basist Ryo Miyachi and the percussionist KAN, who played with me last year as guest of the great Makoto Ozone, my good friend and genius pianist. KAN is one of the most amazing percussionists I’ve ever heard and playing with him was pure joy. He’s also a beautiful human being also wanting to learn more and grow with his art.

Nobie & 馬場孝喜 Live at Osaka Chove Chuva (Second Stage) July 28, 2023

acustica – Ryo Miyachi x Yosuke Onuma x Kan

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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