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2/14 INTAKTからE.パーカー+P.リットン・デュオ、「スネイクオイル」の新譜

注目すべき新譜のリリースが続くスイスINTAKTレーベルから2月新譜として強力な2タイトルが発表された。

NYダウンタウン・シーンの頭目的存在として知られるティム・バーン率いる「スネイクオイル」の新作『The Fantastic Mrs.10』(INTAKT CD340/2020)。「スネイクオイル」の6作目のアルバムだが、直近4作はECMからリリースされていた。ECMの最新作『Incidentals』(ECM2579) のクインテットからギターのライアン・フェレイラに代わってティムと共演歴の長いマルク・デュクレが参加している。録音は昨2019年5月NYで、前作同様デイヴィッド・トーンが制作に深く関わっている。

もう1作は、リトアニアのNoBusiness Recordsから大傑作『Parker-Guy-Lytton / Concert in Vilnius』(NBCD123/2019) をリリースしたばかりのエヴァン・パーカーとポール・リットンによるデュオ・アルバム『Collective Calls (Revisited/Jubilee)』(INTAKT CD343/2020) 。サブタイトルにある通り、これは1972年にIncusからリリースされた両者による『Collective Calls (Urban)(Two Microphones)』(Incus 5)の再会セッションで、両者の出会いの50周年を記念した作品。両者の付き合いは、1969年後期、エヴァンが英BBCから流れてくるポールの演奏を耳にしてポールにコンタクト、共演がスタート、ロンドン・コンポーザーズ・ジャズ・オーケストラやエレクトロ=アコースティック・アンサンブルから近年ではアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ・トリオ(2018年来日)での共演が続いている。録音は昨2019年3月シカゴにて。エヴァンはテナー1本で勝負。

『TIM BERNE’S SNAKEOIL / THE FANTASTIC MRS. 10』(INTAKT CD340/2020)
Matt Mitchell: Piano / Ches Smith: Drums, Vibraphon / Oscar Noriega: Clarinet / Marc Ducret: Guitar / Tim Berne: Alto Saxophone

『EVAN PARKER – PAUL LYTTON / COLLECTIVE CALLS (REVISITED) (JUBILEE)』(INTAKT CD343/2020)
Evan Parker: Tenor Saxophone / Paul Lytton: Drums

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