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7/31 セロニアス・モンクの未発表ライヴ録音『Palo Alto』リリース

1968年のセロニアス・モンク・カルテットの未発表ライヴ演奏のテープが発見され、7月31日、演奏地名のパロ・アルトをタイトルにインパルスよりリリースされる。メンバーは、モンクのピアノの他、チャーリー・ラウズ(sax)、ラリー・ゲイルズ(b)、ベン・ライリー(ds)。3週間にわたるワークショップのためサンフランシスコに滞在中、依頼されたサウス・ベイ・スクールに出向き、47分間にわたって、<Ruby, My Dear>、<Well, You Needn’t>、<Don’t Blame Me>、<Blue Monk>、<Epistrophy>、<I Love You (Sweetheart Of All My Dreams)>の6曲を披露した。当時は、公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キング牧師の暗殺 (1968年4月4日) や、ロバート・ケネディ上院議員の暗殺 (1968年6月6日) が続き、ベトナム戦争 (1955~1975年) の只中ということもあり世情が騒然、とくに人種問題が最大の難問としてアメリカを覆っていた。音楽の力を信じていた文句は高校からの申し出を快諾し演奏に出かけたと言う。テープは高校の清掃員が演奏を録音していたもの。息子のT.S.モンクは、「自分が聴いた父親のライヴ録音ではベストの演奏だ」と語っている。

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