INTAKT 10月新譜はティム・バーン「スネイクオイル」など3タイトル
スイスのINTAKTレーベルの10月新譜は以下のとおり;
INTAKT CD346『アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ・ソロ・ピアノ/スロー・ピーセス・フォー・アキ(ゆっくりと)』
INTAKT CD350『James Brandon Lewis Quartet / Molecular』『ジェームス・ブランドン・ルイス・カルテット/モラキュラー(分子)』
ジェームス・ブランドン・ルイス (ts) アルアン・オルティス(p) ブラッド・ジョーンズ(b) チャド・テイラー (ds, mbira)
INTAKT CD358『ティム・バーン:スネイクオイル・ライヴ/ザ・ディセプティヴ 4(欺瞞の4人)』
マット・ミッチェル (p) ティム・バーン (as) オスカー・ノリエガ (Bb+b-cl) チェス・スミス (ds, perc)
シュリッペンバッハのINTAKT14作目は、前作の『Plays MONK』(INTAKT CD207, 2011) に続くピアノ・ソロ。夫人のピアニスト高瀬アキに捧げたアルバムで日本語タイトルの「ゆっくり」を高瀬が揮毫している。なお、INTAKTには夫妻のピアノ・デュオ『Iron Wedding』(INTAKT CD160, 2008)がある。
NYバファロー生まれ (1983) のサックス奏者ジェームス・ブランドン・ルイスの、チャド・テイラーとのデュオ作『Live in Willisau』(INTAKT CD342, 2020)に続く第2作でカルテット・デビューを果たした。
メアリー・ハルヴァーソン(g)、マイケル・フォーマネク (b) とのトリオ作『Very Practical Trio/Even Better』(INTAKT CD335, 2019)、[スネイクオイル]の4人にマルク・デュクレ(g) の加わった『The Fantastic Mrs.10』(INTAKT CD340, 2020) に続いて、ティム・バーンの「スネイクオイル」名義のアルバムが遂にINTAKTから登場した。2枚組ライヴ・アルバム『The Deceptive 4』(INTAKT CD358)。Disc1は、2017年12月のNY Firehouse、Disc2は、2010年6月NY IBEAMと2009年11月NY Rouletteでの録音。共にデイヴィッド・トーンがマスタリングを担当しているのが注目される。「スネイクオイル」は2011年以来4作をECMからリリースしてきたが、本作が初めてのINTAKTからのリリースである。