9/2〜9/15 ピーター・バラカン音楽映画祭
Peter Barakan’s Music Film Festival 2022
昨年開催され好評だった「ピーター・バラカン音楽映画祭」が今年も行われる。9月2日から15日まで角川シネマ有楽町で、ロック、ジャズだけではなく多岐に亘る音楽映画合計23本を上映、また東京での映画祭終了後、東北、上越、中部、北陸、関西、中国、九州、沖縄でも開催される予定だ。
ジャズ関係では、1968年ドイツのテレビのために制作された2つのドキュメンタリー『モンク/モンク・イン・ヨーロッパ』、ビリー・ホリデイの伝記を書くために取材を重ねたが道半ばで不可解な死を遂げた女性ジャーナリストが残した録音テープをビリー・ホリデイの貴重な映像と共に構成した作品『ビリー』、1972年ニューヨークのクラブでリー・モーガンを射殺した妻ヘレンが当時のことを語る『私が殺したリー・モーガン』、水俣の写真で知られる写真家ユージン・スミスがニューヨーク、マンハッタンのロフトに住んでいた時期に撮影したジャズ・ミュージシャンなどの写真や録音、そして当時を知るミュージシャンなどの証言で構成した映画『ジャズ・ロフト』、写真家バート・スターンが監督した1958年のニューポート・ジャズ祭を撮影した名作『真夏の夜のジャズ』は4Kリマスター版で上映される。
日本初公開作品は、電気による録音が可能になった1925年からアメリカ各地の住民を視野に入れたレコードが作られるようになったプロセスを描き、フォーク、カントリー、ブルーズ、ジャグ・バンド、ゴスペル、ケイジャン、ネイティヴ・アメリカン、ハワイアン、ラテンの世界を掘り下げたドキュメンタリー4部作『アメリカン・エピック 全4エピソード』、民謡クルセイダーズの『ブリング・ミンヨー・バック!』(プレミア上映)、アフリカのコンゴで1950年代に起きたキューバの音楽に独自の解釈を加えたミュージシャンたち、コンゴの独立にも繋がるアフリカで一世を風靡した音楽についてのドキュメンタリー『ルンバ・キングス』、『ブリティッシュ・ロック誕生の地下室』の5本。またピーター・バラカンが登壇するトーク・イベントも予定されている。
9月2日〜9月15日
場所:角川シネマ有楽町
上映映画
『 アメリカン・エピック エピソード1‐4』日本初公開
『バビロン』 日本初公開
『ブリング・ミンヨー・バック!』日本初公開
『ルンバ・キングズ』 日本初公開
『ブリティッシュ・ロック誕生の地下室』日本初公開
『タゴール・ソングス』
『ルードボーイ:トロージャン・レコーズの物語』
『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
『ディーバ デジタルリマスター版』
『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』
『アメリカン・ユートピア』
『BI LLI E ビリー』
『ジャズ・ロフト』
『私が殺したリー・モーガン』
『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』
『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームズ・ブラウン』
『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』
『ミカ・カウリスマキ/ママ・アフリカ ミリアム・マケバ』
『リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』
『キラー・オブ・シープ』
『MONK モンク』
『モンク・イン・ヨーロッパ』
『さらば青春の光』
『真夏の夜のジャズ 4K』
公式サイト: https://pbmff.jp/
主催:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム、VALERIA
配給:コピアポア・フィルム 宣伝:VALERIA 協力:ディスクユニオン