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及川公生の聴きどころチェックNo. 225

#316『Christopher Zuar Orchestra / Musings』

Dave Pietro, Ben Kono, Jason Rigby, Lucas Pino & Brian Landrus –(woodwinds)
Tony Kadleck, Jon Owens, Mat Jodrell & Matt Holman (trumpets)
Tim Albright, Matt McDonald, Alan Ferber & Max Seigel (trombones)
Pete McCann (guitar)
Frank Carlberg (piano, Fender Rhodes)
John Hébert (bass)
Mark Ferber (drums)
Rogerio Boccato – percussion
Jo Lawry (voice)
Christopher Zuar (composer, arranger & conductor)

1.Remembrance 08:53
2.Chaconne 05:26
3.Vulnerable States 07:55
4.Ha! (Joke’s On You) 05:51
5.So Close, Yet So Far Away 08:15
6.Anthem 07:06
7.Lonely Road 02:27
8.7 Anéis 09:1

Rcorded st Systems TwoonSeptember 4th &5th 2014
Enginneering MIKE MARCLANO
Mixing BRIAN MONTGOMERY

*CD Review
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/1298

各パートの楽器が凄く明瞭に浮かぶ。まず、このマジックに、思わず音量を上げる。一つ一つがクリアー、ソロがドンピタの音像表現で浮く。ビッグバンドの醍醐味を根底で生かしながら、ソロのバランスを整える。このミックス技術には、最大限の賛辞を送りたい。もちろん演奏の完璧さがあってのことだが。
ただ、譜面上のバランス重視が、サウンド全体のダイナミックさを乏しくしているのは残念。しかし、色彩を感じさせるサウンドが、それを補っている。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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