#386 『平林牧子/ホエア・ザ・シー・ブレイクス』
「及川公生の聴きどころチェック」今月の7本
ENJA/Muzak MZCE1359
平林牧子(piano)
クラウス・ホウマン(bass)
マリリン・マズール(drums, percussion, voice)
ヤコブ・ブキャナン(trumpet, flugelhorn, 3.4.7.11)
1. プロローグ (Hirabayashi)
2.ワンス・アポン・ザ・シー (Hirabayashi)
3.ダンス・オブ・ザ・プレイイング・マンティス (Mazur/Hirabayashi/Buchanan)
4.ギャロップ (Hirabayashi)
5.モウ・イカイ (Hirabayashi)
6.ホリゾンタル・ドリーム (Mazur/Hovman/Hirabayashi)
7.ヴィンターヴァルス1 (Mazur)
8.イルター・フェイベル (Mazur)
9.エンタングルド (Hirabayashi)
10.ユア・ソング (Hirabayashi)
11.ザッツ・ライフ (Mazur)
12.カイト (Hirabayashi)
13.スケルツォ・フォー・ブルー (Hirabayashi)
Recorded by Thomas Vong at The Village Recording 11, 12 March, 2017
Mixed by Jan Erik Kongshaug at Rainbow Studio
Mastered by Christoph Stickel
Produced by Makiko Hirabayashi
『平林牧子/ホエア・ザ・シー・ブレイクス』
心地いいサウンド空間が展開される。お互いの楽器間のかぶりも表現のひとつと捉えた録音に喝采。
ピアノの空間表現にのったフリューゲルのリバーブが、たまらなく開放感を演出。録音ミックス技術が曲に似合った風景を描く。
音像にもそれが現れる。センターのベースは芯を表し、広がりのピアノが安定感を。パーカッションとボイスの距離感がこれを飾る。