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及川公生の聴きどころチェックNo. 243

#444 『TRINUS / Songs for the slow life』

text by Kimio Oikawa 及川公生

星野沙織 Saori Hoshino(violin)
矢吹 卓 Taku Yabuki(piano)
相川 瞳 Hitomi Aikawa(percussion, vibraphone & recorder)

1. Bird of Passage
2. Waves
3. Stream
4. Flight of the Wounded Bumblebee
5. Cats on the Keys
6. Technical Difficulties
7. Song for the Slow Life

All Compositions by Taku Yabuki except 4. by Nuno Bettencourt & 6. By Paul Gilbert
Recorded by 松下真也 Shinya Matushita at Studio Dede on Jan 4 & 5 , 2018
Mixed and mastered by 吉川昭仁 Akihito Yoshikawa at Studio Dede AIR on Feb 19, 2018
Art design by Haruka Mori

 


ピアノ、弦楽器、パーカッション。すべてオンマイクの鮮明さを表に構成したサウンド。しかし、開放感がない印象を和らげた音場がそこにある。興味津々のサウンドを構築。ピアノの音像は左右空間の広がりを拡大表現。弦楽器も同じく。パーカッションだけがセンターに芯を持たせた音像。

音場空間の在り方を、計算された録音とミックスで造り上げたと言える。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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