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及川公生の聴きどころチェックNo. 248

#481『ザ・リアル・グループ・シングス・ウィズ・キックス&スティックス・ビッグバンド』

text by Kimio Oikawa 及川公生

Spice of Life   SOL  RG -0016

1.ファシネイティング・リズム
2.キャント・バイ・ミー・ラヴ
3.フレンドシップ
4.エンブレイサブル・ユー
5.バッド
6.オーディナリー・ピープル
7.ビッグ・バッド・ワールド

The Real Group;
エマ・ニルスドッター(ソプラノ)
リーサ・エステルグレーン(アルト)
アンダーシュ・エーデンロット(テナー)
モーテン・ヴィンサー(バリトン)
ヤニス・ストラディンズ(バス)

Kicks & Strikes Big Band
Recorded at Bauer Studios Ludwigsburg by Adrian von Ripka ~2017年10月

The Real Group
Recorded at Studio in Stockholm by Anders Edenroth, Morten Vinther & Carell Brunnberg 2018
Mix and Mastering, 2018 at Bauer Studio by Adrian von Ripka


バックのビックバンドのサウンドもさることながら、コーラスの扱いに気合のこもった快適サウンドが展開する。ビッグバンドは極めて明確なセクション毎の音像展開。空間の拡散も見事なミックスバランスで整え、編成の大きさをダイナミックに伝える。コーラスは音響的手法より、生のバランスが大きく作用する。それが痛快に聞こえるのが魅力。


♫ CD レヴュー;
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-32776/

 

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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