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及川公生の聴きどころチェックNo. 219R.I.P. ジェレミー・スタイグ

#283 『ジェレミー・スタイグ=エディ・ゴメス/ホワッツ・ニュー at F』

3361*Black Records
BK-3028 ¥3,000(税込)

エディ・ゴメス / Eddie Gomez (b)
ジェレミー・スタイグ / Jeremy Steig (fl)
ジミー・コブ / Jimmy Cobb (dr)
ステファン・カールソン / Stefan Karlsson (p)

1. ナルディス
2. マイ・フーリッシュ・ハート
3. ウィッチクラフト
4. ストレート・ノー・チェイサー
5. タイム・リメンバード
6. ファイブ 7. ホワッツ・ニュー

2001年4月14日 岐阜県笠原町「スタジオF」録音
producer:藤井修照
engineer:及川公生

3361


RIPJeremyOnstage2
(c) Hideharu Itoh


『Jeremy Steig=Eddie Gomez Quartet / What’s New at F』 の録音を担当した。

楽器配置がどうなるかまでは静観。
「ジミーさん!上手(かみて)」と指示が。
私、「??」。
事故の後遺症で右耳で音を確認したい!から。
PAのエンジニアにモニタースピーカーの位置決めを指示。
リハの音を聴いて決めた事は超絶オンマイク。
フルートがマイクにぶっつかる程の距離。しかもPA用と併設。
みっともないけどビニールテープで2本をグルグル巻き。録音時この二本のマイクの特質を生かして使用。
ちなみにダイナミックとコンデンサー。
スタイグさん、息を吹き込む雑音的な音も重要なサウンドなのだ。うなり声も重要なのだ。鬼気迫るとはこれだ..。
録音とあれば枠にはめないと出来ないので「リミッター」多用。
自然派の私は鬼になった。

MIC
Bs :Neumann M-49 / DI
Ds :Kic -AKG D112
Tom -Shure SM-58
Snare- Shure SM-57
O/H- AKG 414 /EV x2
Pf :AKG 451 x2
Fl: Shure SM-57 / AKG 451

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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