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及川公生の聴きどころチェックNo. 267

#603『Brian Groder / Luminous Arcs』
『ブライアン・グローダー/ルミナウス・アークス』

text by Kimio Oikawa 及川公生

Brian Groder, (trumpet & flugelhorn)
Michael Bisio, (double-bass)
Jay Rosen, (drums)

1. Moon Bow 04:45
2. Spanglin’ 06:43
3. Far Between 07:23
4. Sundog 04:11
5. Bonds Of Now 02:10
6. Winter Wurr 09:39
7. Until Eyes Met 09:32
8. Longer Than Sky 03:57
9. Crystal Lattice 06:26
10. Pirr 01:36
11. Smoored 08:12
all compositions by Brian Groder, Glyphs Music BMI

Recorded November 22nd 2018 at Parkwest Studios, Brooklyn, NY
Recorded, mixed & mastered by Jim Clouse
Produced by Brian Groder


トランペットのサウンドに通常ではない演奏に色彩を感じる。オンマイクならではのサウンド。その音像に重ねるようにベースとドラムの重厚な音の塊が覆う。競いあうサウンドの展開に、お互いの楽器のもつ鮮明な音が聴きどころ。神経がスピーカーからの音に刺激される。意図的仕掛けのベルの音など、鮮明でオンマイクの刺激は、もう愉快しかない。音質の優秀さが脳を刺激する。


及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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