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及川公生の聴きどころチェックNo. 276

#657 『高橋悠治+ロジャー・ターナー/Live at Aosima Hall』
『Yuji Takahashi + Roger Turner / Live at Aoshima Hall』

text by Kimio Oikawa 及川公生

Ima-szok 03

Yuji Takahashi 高橋悠治 (piano)
Roger Turner ロジャー・ターナー (drums, percussion)

1. Duo Improvisation 1
2. Duo Improvisation 2
3. Encore

Recorded Live on December 15, 2019 at Shizuoka Aoshima Hall
Produced by Shigeru Inoue
Liner Notes: Kazue Yokoi
Translation: Mari Kamada
Recording: Shingo Matsuoka
Mastering: Hideaki Kondo
Artwork: Roger Turner
Special Thanks to: Setsuko Aoshima, Sachiko Inoue and Audience in concert hall


ホール録音と作品の音の傾向とが釣り合って、即興演奏の立ち上がるサウンドを、エッジのシャープさで強調され、会場での即興を聴いた気分になる。
ピアノの響きを、どのように伝えるか、録音時、リハーサルに十分な時間を要したと推測。ホールの残響が重要であったと筆者は推測。パーカッションの拡散が気持ちよく聞こえる。


♪ CDレヴュー by 齊藤聡
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-64022/

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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