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及川公生の聴きどころチェックNo. 276

#659 『フェダイン&南正人/ジョイント』
『Fedayien & Masato Minami / Joint』

text by Kimio Oikawa 及川公生

地底レコード  B98F  ¥2200(税込) 2021.4.25発売予定

川下直広 (tenor-sax)
不破大輔 (bass)
大沼志朗 (drums)
guest:
南正人 (vocal & guitar)
加藤崇之 (guitar)

1. Burning Fire
2. ・・・
3. 朝の雨
4. On My Way
5. What On Earth
6. Burning Fire

Produced by Fedayien
Executive producer: King Zabby
Recording & Mixing engineer: 野沢陽介
Recorded at Chocolate City
Mixing studio: Phoenix City, Tokyo
Remastering engineer: 石崎信郎
Art Works:  スズキコージ
Designed by 西野直樹


Tsの音像が何故ここまで強く立ち尽くすのか。刺激です。その刺激を和らげる音像がドラム。エッジを和らげ、空間を表す重量感は見事だ。いいミックスだ。ボーカルも同じ。明瞭に浮かぶでなく、聞いている音場空間すべてを使って面積を感じる。ボーカルまでが音場を表現して、マイクの前に立ち尽した音とは違う。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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