JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

閲覧回数 33,429 回

及川公生の聴きどころチェックNo. 221

#293 『Jim Black / The Constant』

Intakt CD 268

Jim Black (Drums, Composition)
Elias Stemeseder (Piano)
Thomas Morgan (Bass)

1. High
2. Song H
3. Falls
4. Chinchilla
5. Medium
6. Song O
7. Song M
8. Song E
9. Low
10. Bill

Session produced, recorded and mixed by Amandine Pras at Water Music, NJ on December 9, 10, 11, 2015
Chief studio engineer : Gabriel Bento
Mastered by Alan Silverman, Arf! Productions
Executive producer: Florian Keller
CD produced by Intakt Records, Patrik Landolt

amazon_icon_link_3

トリオ編成を間近で聞く感触。ただし、音色は音像の外周を滑らかに表現。
ドラムが特徴的で、マイキングの手法で、シンバル等を極めてリアルな音像に仕上げている。とくにスネアーの表現がするどく印象に残る。
ベースの明確さは意識的と思える存在だ。唸り、弦の弾けるエッジの感触を積層させている。
ピアノの自然さに対するベースとドラムが迫り来る音像は、このグループの印象を強める効果なのかも知れない。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください