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My Pick 2022このディスク2022(海外編)No. 297

#01 『Chris Pitsiokos / Art of the Alto』
『クリス・ピッツィオコス / アルトの芸術』

《アルトの芸術》とは些か仰々しく聞こえるかもしれないが、ピッツィオコスが10年間の活動を通して探求してきたアルトサックス・ソロの集大成に相応しいタイトルに違いない。

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CD/DVD DisksNo. 266

#1984 『Kikanju Baku and Citizens of Nowhere / ‘No Justice = Justification’ & ‘Revolt Against State Stimulated Stockholm Syndrome’』

キカンジュ・バクが創造する訳のわからなさ・混沌・曖昧性は、地下音楽の醍醐味のひとつであり、ケイオティックで挑発的な音楽スタイルと共に、好奇心が刺激されて止まない。

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Concerts/Live Shows特集『JAZZ ART せんがわ』特集『ピーター・エヴァンス』No. 246

#1033 Cross Review:ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018  

注目のトランペット奏者ピーター・エヴァンスの初来日公演「JAZZ ART せんがわ2018」でのステージを3人のコントリビューターがクロス・レビュー。それぞれ異なる視点から分析する。

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CD/DVD Disks特集『クリス・ピッツィオコス』No. 227

#1380『CP Unit/Before the Heat Death』

鬼才クリス・ピッツイオコスが率いるニューヨーク・ネオ・ロフト・シーンの猛者からなるCPユニットは、音楽的エントロピーの増大に深く関与する音楽を創造している。目指すは音楽の”終焉”の先にある甘美な風景である。

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このディスク2016(海外編)特集『クリス・ピッツィオコス』No. 225

この一枚2016(海外編)#02 『Chris Pitsiokos Quartet / One Eye with a Microscope Attached』

今年も海外編はクリス・ピッツイオコスにとどめを刺す。新境地を切り開く自己のカルテットのデビュー作は何度聴いても刺激が薄れることはない。

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CD/DVD DisksNo. 225

#1365 『Han-earl Park, Dominic Lash, Mark Sanders and Caroline Pugh / Sirene 1009』

NY即興シーンで切磋琢磨し、イギリスへ戻った即興音楽の求道家が放つ鉱物的サウンド・スカルプチャー。インプロヴィゼーションの極意は半人半獣の女神の微笑に包まれる。

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ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報Jazz Right NowNo. 224

連載第18回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報

デヴィッド・S・ウェア『バース・オブ・ア・ビーイング』に関する親子の体験とアース・タンズの有機的なライヴ体験。

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CD/DVD Disks特集『クリス・ピッツィオコス』No. 221

#1338 『Chris Pitsiokos Quartet / One Eye with a Microscope Attached』

クリス・ピッツイオコスたちにとってポップとアヴァンギャルドの境界は存在しない。ジャズもパンクもヒップホップも前衛もすべて等しく「音楽」でしかないという生まれながらに血肉の中に刷り込まれた感覚を武器に世界を撹拌するからこそ、彼らの音は限りなく「リアル」なのである。

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CD/DVD DisksNo. 208

#1217 『Han-earl Park, Catherine Sikora, Nick Didkovsky, Josh Sinton/Anomic Aphasia』

ヨーロッパを拠点に活動するギタリストのパク・ハンアル Han-earl Parkが2年間NYに滞在し、様々なアーティストと交歓した成果を収めたアルバム『アノミック・アフェイジア(失名詞症)』は、タイトル通り”名称が失われる”即興音楽の極致を求めたドキュメントである。

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