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このパフォーマンス2021(国内編)My Pick 2021No. 285

#04. 角野隼斗/かてぃん ブルーノート東京 初公演

Text by Hideo Kanno 神野秀雄
Photo by ogata

角野隼斗 HAYATO SUMINO
ブルーノート東京  Blue Note Tokyo

2021年6月7日(月) 17:00 19:30
ライヴレポートの詳細はこちら

2021年に出会った今後が楽しみな才能として、その高い音楽性とジャンルを超えるマルチな活躍で注目されるピアニスト角野隼斗を挙げておきたい。東京大学大学院 情報理工学系研究科に進学し、フランス音響音楽研究所(IRCAM)では音楽情報処理を研究。大学院を修了し、クラシック・ピアニストとしても活躍しながら、ピアノYouTuber「Cateen かてぃん」としても注目され、YouTubeチャンネルでは自ら作編曲した楽曲および演奏動画を発信し89万人に登録され今なお増え続けている。東京大学のサークルPOMPの仲間と結成した「シティソウル」バンドPenthouseもYouTubeチャンネルでアクティヴな発信を続ける。

COVID-19の中にありながら 角野の2021年は目まぐるしかった。2020年12月にはサントリーホールでリサイタルを行い、2021年6月7日のブルーノート東京公演を成功させると、ショパン国際ピアノコンクールに向かい、予選ごとに大きな進化を遂げ、セミファイナリストに。9月にはシティソウルバンド Penthouse でビルボードライブ東京に。テレビ番組にも数多く出演し、12月31日には、上白石萌音と「夜明けをくちずさめたら」で紅白歌合戦で出演。このわずか1年で角野にあちこち連れて行ってもらった。詳細なプロフィールはこちらをご覧いただきたい。2022年も全く予想もできないような音楽の旅に連れて行ってくれるものと楽しみにしている。

角野隼斗 第3次予選 (予備予選第1次予選第2次予選)

Penthouse Live at Billboard Live TOKYO 2021.9.7
「…恋に落ちたら」

角野隼斗 BLUE NOTE TOKYO Live Streaming 2021

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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