近藤等則さん IMA guitarist 酒井泰三
text by Taizo Sakai 酒井泰三
彼が亡くなってから10日が過ぎた。
正直言って、未だに気持ちの整理は出来ないでいる。
近藤さんが亡くなった衝撃は、とてつもなく大きい。
近藤さんは、音楽を続ける私に多大な影響を与えてくれた人だ。
ミュージシャンとはこうだ!と、その後ろ姿で教えてくれた。
近藤さんを表現しようにも私にとって彼の存在は余りにも巨大であるが故、言い表すことの出来る言葉が見つからない。
それでも、あえて申すならば…
近藤等則さんは、いのちが生まれる時、たった一つで最初に力強く鼓動を始める、心臓の元となる心筋細胞のような人だったと思っている。
OHAYOH-MAN Departed for SPACE
THANK YOU
OHAYOH-MAN
近藤等則さん
ありがとうございます。
ご家族の皆様におかれましては、心よりお悔やみ申し上げます。
酒井泰三 さかい・たいぞう
鎌倉市出身。ギタリスト。
近藤等則 IMAには、1984年から1994 年に解散するまで在籍。9枚のアルバムに参加、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、アメリカ等18カ国をツアー。2020年に再結成された近藤IMA21にも参加、アルバム『Kondo IMA21/Live Typhoon 19』を制作。その他、忌野清史郎らとのde-ga-show、太田恵資らとのElectric Nomad、No-Mad他、共演多数。ソロ・アルバムは『Eat Junk』(Warner Music Japan, 1993)他。