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『アンソニー・ブラクストン/フリーダム・イヤーズ』
Freedom Paper Sleeve Collection

Freedom は、ロンドン在のプロデューサー  アラン・ベイツが自らが関わった音源の中からメイン・ストリーム系のBlack Lionに対して先進的な音楽を集大成したレーベルである。その中から日本のディストリビュータ Muzakが20タイトルを選出、6回に分けてリリースしてきた。どれもファンには見逃せない音源だが、第6回発売のなかの『アンソニー・ブラクストン/フリーダム・イヤーズ』は日本独自の編集でとくに注目される。2枚組CDに、ブラクストンがフリーダムに残した4枚のCDが詰め込まれているのだ。「サークル」結成前夜の1971年2月4,5日にケニー・ホイーラーとロンドン・チューバ・アンサブルを交えた2枚分の音源がDISC1に、1969年にパリでリロイ・ジェンキンスとレオ・スミスのシカゴAACMのOBトリオによる録音『Silence」と1976年NY録音のリチャード・タウテルバウムとのデュオ『Time Zone』をDISC2に収めた文字通り“フリーダム・イヤーズ”の集大成。アートワークには、ブラクストンと親交のあった新宿DUGの中平穂積氏の秘蔵写真が使われている。
また、コレクション Vol.3の4タイトルには Fontana盤カバーに使われていたマルテ・レーリンクのひときわユーニクなアートワークが再現されているが、このオリジナル・アートワークを使ったデューイ・レッドマンとダラー・ブランド(アブドゥラー・イブラヒム)盤のCD化は世界初。さらに、ダラー・ブランドとテッド・カーソンのボーナス・トラック付きCD化も初めて。

『黒い星を探せ / デューイ・レッドマン・カルテット』MZCB-1430
『南アフリカのある村の分析+4 / ダラー・ブランド・トリオ』MZCB-1431
『ドルフィーに捧げる涙+3 / テッド・カーソン・カルテット』MZCB-1432
『タッチング+1 / ポール・ブレイ』MZCB-1433

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