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3/25「VS」 vol.3 塩谷 哲 × 大林武司
東京芸術劇場リサイタルシリーズ 配信あり

芸劇リサイタル・シリーズ
「VS」 Vol.3 塩谷哲 × 大林武司
2022年3月25日(金)19:00
東京芸術劇場コンサートホール

塩谷 哲 Satoru Shinoya: piano
大林武司 Takeshi Obayashi: piano
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東京芸術劇場主催のリサイタルシリーズ「VS」は「ピアノ・デュオ」で二人の異なる個性を持つピアニストがぶつかり合う、新しい形のリサイタル。3回にわたって開催される。第1回がショパン国際ピアノコンクールで揃って入賞した反田と小林ということでも評判を呼び、この回は完売となった。
Vol.1 2021年12月8日 反田恭平 × 小林愛実
Vol.2 2022年3月31日 山下洋輔 × 鈴木優人 (3月5日より延期)
Vol.3 2022年3月25日 塩谷 哲 × 大林武司

塩谷 哲は、1966年東京生まれで、東京芸術大学作曲科を経て、伝説のバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」で世界に飛び出し、国連平和賞受賞、グラミー賞ノミネート、ジャズ、クラシック、J-Popsとジャンルを超えて活躍し、この6年間は3月で惜しくも終了となるパペットバラエティ番組「コレナンデ商会」に全力で打ち込んできた。
大林武司は1987年広島県出身。東京音楽大学作曲科在学中にジャズに傾倒し留学を決意、最高額の奨学金を受給してバークリー音楽院に入学し、グラミー賞受賞アーティスト テリ・リン・キャリントンのバンドに加入しプロ活動を開始。卒業後はニューヨークに拠点を移し、自己のバンドで主要ジャズクラブに出演しながら、黒田卓也、ホセ・ジェームズ、ネイト・スミスなどのバンドの中核を担い、これまでに世界30ヵ国以上のジャズクラブやフェスティバルに出演。2016年にはJacksonville Jazz Piano Competitionにおいて、日本人初優勝。2021年にはMISIAのバンドマスターを担うなどその活動は多岐にわたっている。ふたりは15年以上前、大林の出身地・広島のコンサートのサイン会で出会い、今回初共演が実現した。

今回に限りライブ配信も行う。

【塩谷哲より】
15年以上前でしょうか、一人の聡明そうな高校生が、広島での小曽根真さんと僕とのデュオコンサートの終演後に挨拶しに来たのを鮮明に憶えています。「ジャズピアノやりたいんです。」と目を輝かせて話すその青年を次に見たのはその数年後、デビュー前の寺久保エレナさんのバンドで弾いている彼でした。天性のリズム感、フレーズやハーモニーの抜群のセンス。とんでもない才能を見て驚いたものです。
その後のめざましい活躍は必然として、ここからどこまで飛躍するのか、本当に目が離せないピアニストです。
今回そんな大林くんと共演できることをとても嬉しく思っています。若きエネルギーを吸収し尽くす所存でございます。

【大林武司】
留学前に塩谷さんのコンサートを聴いて、表情豊かで前向きなエネルギーに満ち溢れた演奏に心動かされた事を昨日の様に覚えています。
その感動を味わえたからこそ渡米の決意が固まり、アメリカにて憧れのピアニストの背中を追いかける形で研鑽を積んで参りました。
今回同じステージで共演させて頂ける事は自分にとって一つ夢が叶った様な感覚で、塩谷さんと一緒に音の世界に冒険に出かけられると思うとワクワクが止まりません。
一期一会のスペシャルセッション、全力で楽しみたいと思います!

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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