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及川公生の聴きどころチェックNo. 255

#532『大西順子 presents JATROIT~Live at Blue Note Tokyo』

text by Kimio Oikawa 及川公生

Somethin’ Cool/Diskunion SCOL-1034 ¥3,000(税込)

大西順子 (piano)
ロバート・ハースト (bass)
カリーム・リギンス (drums)

1. Harpsichord Session -Opening- [Karriem Riggins] 2. Meditation (For A Pair Of Wire Cutters) [Charles Mingus] 3. Morning Haze [Miki Hirose] 4. The Threepenny Opera [Junko Onishi] 5. Very Special [Juko Onishi] 6. GL/JM [Naruyoshi Kikuchi] 7. Harpsichord Session -Closing- [Karriem Riggins]

Produced by Junko Onishi
Co-Produced by Hitoshi Namekata (NAMES Inc.) & Ryoko Sakamoto (diskunion)
Recorded on February 16-18, 2019, at Blue Noto Tokyo
Recording & Mixing Engineer: Shinya Matsushita (STUDIO Dede)
Mastering Engineer: Akihito Yoshikawa (STUDIO Dede)


ピアノ。ベース。ドラムス。ライブ録音ながら各楽器の鮮明な音色と音像の確かさが湧き上がって、音量を上げるとライブ時の興奮が聴こえてくる。素晴らしい録音。どの楽器もエッジが明確。音像を構成する楽器の肉厚が聴覚を揺さぶる。 とくにピアノの音色の捉え方がうまい。確かなマイキングで拾った結果だろう。ベースの重要な低音域のメリハリ。奏者の特徴を確実に捉えている。ドラムのエッジのさえる様もマイキングから得られたサウンドだ。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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