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及川公生の聴きどころチェックNo. 249

# 485『MAD-KAB-at Ashgate / Live at CLOP CLOP』

text by Kimio Oikawa . 及川公生

CLOP CLOP RECORDS  CLOP-001  2,000円+税

石渡明廣 (g)
後藤篤 (tb)
上村勝正 (b)
湊 雅史 (ds)

1.We Get to Entertain
2.魅惑のプールの底に眠る水泳者のように
3.Barbecue Roll
4.記憶の路
5.Fifth gate
6.Doggy’s Rotation
7.3rd Runner
8.Flowers
9.Migration of✴

プロデュース: CLOP CLOP
録音:2018年月日「CLOP CLOP」にてライヴ録音


意図的なのか、音像がセンター集中。モノラルではない。不思議なのだが、どの楽器もエネルギーに満ちたサウンドで迫り来る。楽器の、演奏者の、強烈エネルギーが集中した音像に食い込む。遠近感なし。これも個性的。音像のエッジが鋭く、生ではない生々しさ。幾分ハード系仕上げ感が強い。だけど、内容に沿ったサウンド構築には驚いた。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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