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及川公生の聴きどころチェックNo. 253

#520 『行本清喜&ソウルブリード/ニューヨークの音霊(おとだま)』

text by Kimio Oikawa 及川公生

Art Entertainment Corporation AEC-3 ¥2592(税込)

行本清貴&ソウルブリード
行本清貴(tp, quena)
古谷光広 (sax)
祖田修 (synth, key)
白山貴史 (g)
清野拓巳 (g)
清水興 (el-b from Niniwa Express)
東原力哉 (ds from Naniwa Express)
+
クレイグ・ホリデイ・ヘインズ (ds on track 7:友情出演)

1. 1988年組曲 a) 伏魔殿
2. 1988年組曲 b) 葛藤
3. 1988年組曲 c) 平和
4. 雨上がりの後に
5. ニューヨークの音霊
6. 地下鉄
7. 朝顔
8. 蒼い雪
9. 愛あるところに花は咲く
All compositions by Seiki Yukimoto and all arrangements by Soulbreed

Recorded at Take Five, Osaka, November 23, 2018
Live mixer: Katsuhiko Ito (Rocbird Studio)
Recording & mixing engineer : Hideo Ueda (Studio Codec)


楽器のエッジの強調が凄く印象的なサウンド。ケーナの柔らかい音色を引き立てる目的なのか。特にドラムは、その傾向が強力。ミックス、表現、に意とするところがあるのだろう。
ドラムの肉質感を保ちながら、強調されたアタックは緊張感を伴う。トゥッティでの濁りのない収録は見事。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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