JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

閲覧回数 37,395 回

及川公生の聴きどころチェックNo. 276

#660 『フェダイン/ファースト』
『Fedayien / First』

text by Kimio Oikawa 及川公生

地底レコード B-97F  ¥2200(税込)
フェダイン;
川下直広 (ss, ts, 6-string electric violin)
不破大輔 (b)
大沼志朗 (ds)
+
勝井祐二 (vln)

01. スネークハンド
02. Funny Life
03. King  (おーさま)
04. ピーマン ナス イタメ
05. あふりか
06. Let’s talk about a little home
07. フワ ルンバ
08. おまけ

プロデュース:フェダイン
録音:チョコレートシティー 1990年4月1日
録音エンジニア:北村賢治(エマーソン北村)
マスタリング:鈴江真知子
リマスタリング:石崎信郎
イラスト:スズキコージズキン画伯
デザイン:西野直樹


Tsのオンマイク・サウンドが耳に飛び込んでくる。狙いである。生のライブでも味わいのサウンドながら、管楽器のオンマイクは特殊な音域を力強く表現する。そこに録音手法が描くサウンドが加わって強烈な音質となる。ミックスで強調されると耳元に強烈な音圧を感じる。これぞオンマイクの狙い!ベース、ドラムが生の現場を再現する。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください