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及川公生の聴きどころチェックNo. 285

#893 『小杉武久&高木元輝/薫的遊無有~Infinite Emanation』

text by Kimio Oikawa 及川公生

ちゃぷちゃぷレコード CPCD-008

Takehisa Kosugi/小杉武久 (vln,voice,electronics)
Mototeru Takagi/高木元輝 (ss,ts)

1. Emanation No.1 (21:32)
2. Emanation No.2 (40:55)
All composed by Takehisa Kosugi/小杉武久&Mototeru Takagi/高木元輝

Concert produced by 戸田廣 & 長野陽二郎
Recorded live by 戸田廣 at 薫的神社 高知市 1985年1月19日
Mastered by 末冨健夫
Album produced by 末冨健夫 (Chap Chap Records) & 河合孝治 (TPAF)


録音を神社で行なった。これが、この音を作り出したとすれば、実に、面白い音質空間が出来上がっている。
サックスとヴァイオリンの発する音は神社の響きを濃厚に表している。残響と表現できない、あの柏手の反響の音が、楽器の濃厚な中音域に独特なサウンドを作っている。

 

*CDレヴュー 1 (河合孝治)
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-71878/
*CDレヴュー 2(齊藤聡)
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-71968/

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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