Monthly Editorial
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From the Editor’s Desk #16「ECM、ふたたび」
From the Editor’s Desk 稲岡邦彌, No. 302 2023年6月03日 — 稲岡邦彌
来年11月55周年を迎えるECMの活動がさらに活発化している。
Features
Reviews
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#123『来日ジャズメン 全レコーディング 1931~1979
レコードでたどる日本ジャズ発展史』Books, No. 302 2023年6月03日 — 稲岡邦彌
来日したジャズ・ミュージシャンが残《日本録音作品》を通して見る日本ジャズ発展史。
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#2249 『小橋敦子&トニー・オーヴァーウォーター/ア・ドラム・シング』
『Atzko Kohashi & Tony Overwater / A Drum Thing』CD/DVD Disks, No. 302 2023年6月03日 — ゲスト・ コントリビューター
まさに「即興は砂の城」と言わんばかりの刹那的な美意識だけが持つ高揚感に溢れている。
Concert/Live Report
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#1265 Robert Glasper @ Billboard Live Tokyo
ロバート・グラスパー@ビルボード・ライヴ 東京Concerts/Live Shows, No. 302 2023年6月03日 — ゲスト・ コントリビューター
「自然体」「流水不争先」(流水、先を争わず)のRobert Glasper。
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#1264 園田游 舞踏會 ゲスト:前田隆
Concerts/Live Shows, Reviews, No. 302 2023年6月03日 — 剛田武
園田游と前田隆が創り出す世界は<静寂>という音楽を『場』に捧げる儀式であった。立ち会う者は何も考えず、目に聴こえて、耳に見える音楽を受け入れればいい。いかなる作為も必要がない音楽の存在を愛でるだけでいいのである。
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#1263 LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2023
Concerts/Live Shows, No. 302 2023年6月03日 — ゲスト・ コントリビューター
出演者もリスナーも、自由なスタンスとスタイルで音楽を楽しむ。それがこのフェスの醍醐味.
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#1262 Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣
Concerts/Live Shows, Jazz Right Now, No. 302 2023年6月03日 — 齊藤聡
ブルックリンを主な拠点として活動するトリオ・Entropic Hopが来日した。
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#1261 パトリック・シロイシ/東京の2夜
ウェストコースト・アンダーグラウンド通信, Concerts/Live Shows, No. 302 2023年6月03日 — 齊藤聡
異能のサックス奏者パトリック・シロイシが日本公演を行った。ロサンゼルス在住のシロイシは日系のルーツを持つ(かれの祖父母は第二次世界大戦時の日系アメリカ市民を対象とした強制収容所で知り合って結婚した)。それだけに個人的な旅行を兼ねた今回の公演はずいぶん嬉しいものでもあったようだ。
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#1260 喜多直毅クァルテット『難民』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~
Concerts/Live Shows, Reviews, No. 302 2023年6月03日 — 伏谷佳代
ふだん押さえつけているエモーションが、際から際まで刺激される。曲が進むにつれて床へ落とされるスコア同様、様々な澱(おり)が剥がれおち、気がつけば鎧なき寄る辺なさ。容赦ないひりつき具合が、現実を串刺しにする。
Column
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Reflection of Music Vol. 91 Moers Festival 2023
Concerts/Live Shows, Reflection of Music 横井一江, No. 302 2023年6月03日 — 横井一江
4年ぶりにメールス・フェスティヴァルに出かけることにした。第50回には出かけるつもりがコロナ禍のためにストリーミングでの閲覧になり、50周年という節目の年であった昨年も出かけることは叶わなかったのでリベンジである。第一報として歩き回った界隈やステージをスライドショーにまとめた。
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Jazz meets 杉田誠一 # 121 追悼 原尞
Jazz Meets 杉田誠一, No. 302 2023年6月03日 — 杉田誠一
最後に出会ったのは、ニューレフト系の書店「寮原」.神保町、1970年代初めである。
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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #91 小曽根真スーパー・カルテット <Encounter>
CD/DVD Disks, ヒロ・ホンシュクの楽曲解説, No. 302 2023年6月03日 — ヒロ ホンシュク
小曽根さんを取り上げるのは今回で3度目になる。第一回は小曽根さんの指先から虹のように溢れ出るアイデアを、第二回はモーツァルト言語まで習得している彼の凄さを取り上げた。今回は日本ツアーを先日行ったこのスーパー・カルテットの10年前のライブ録音のリリースを機に、彼の作曲作品に焦点を当ててみた。ご機嫌なグルーヴと、小曽根さんがソロピアノで見せる自由な発想を可能にするこのコンボの解説も試みた。
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小野健彦の Live after Live #318~#323
小野健彦の Live after Live, No. 302 2023年6月03日 — 小野 健彦
巡る季節を進むLaL。コロナ禍の鎮静化にて最早完全に従前のペースへの軌道復帰も叶う中、今月号では卯月中旬から皐月上旬に巡った充実の現場6本をご紹介。
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風巻 隆 風を歩くから Vol.15 「KNITTING FACTORY」
風巻隆「風を歩く」から, No. 302 2023年6月03日 — 風巻隆
「KNITTHING FACTORY」は、NYダウンタウンの「新しい音楽」の発信地として知られるようになった。
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エッセイ「はらへらしのうた」 藤澤輝忠
「ジャスミンの香りふたつ」「子持ち鮎の塩焼き」GUEST COLUMN, No. 302 2023年6月03日 — ゲスト・ コントリビューター
「ジャスミンの香りふたつ」と「子持ち鮎の塩焼き」
Interviews
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#262 環大西洋文化研究 中村隆之
Interviews, No. 302 2023年6月03日 — 仲野麻紀
他者との関係の中にしか自分はない、そしてそれは交流=交換でもある。
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#261 マテウシュ・ガヴェンダ・インタヴュー
Interviews, No. 302 2023年6月03日 — 早田和音
ポーランドのピアニスト、マテウシュ・ガヴェンダが、2017年にポーランド最高権威の音楽賞FREDERYKI賞にノミネートされた自己のトリオを率いて日本にやって来る。初来日直前のガヴェンダにインタヴューを試みた。
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#260 ジョン・アバークロンビー Part 3
John Abercrombie Part 3Interviews, No. 302 2023年6月03日 — 稲岡邦彌
ジャズにはクラブの雰囲気があっているような気がする。
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インプロヴァイザーの立脚地 vol.8 竹下勇馬
インプロヴァイザーの立脚地, No. 302 2023年6月03日 — 齊藤聡
竹下勇馬(楽器製作家、演奏家)はいくつものセンサーモジュールを取り付けた「エレクトロベース」、回転・揺動スピーカー、半自動楽器などを自作し、自ら演奏する。また近年は野鳥の撮影にも本腰を入れており、あまりのオリジナリティに誰もが戸惑っているようにみえる。その不可解さは少なくないインプロヴァイザーたちも惹き付けている。