”稀代の興行師” 鯉沼利成さんの思い出 #3「アート・サンサンブル・オブ・シカゴ」
text and photos by ©Mitsuhiro Sugawara 菅原光博
「良い音楽をより多くの人々に」あいミュージック 代表 鯉沼利成
スタイルにとらわれず、真に価値ある音楽家の紹介に努めることを信条としています。ですから、ジャズを狭い殻にとじ込めずに、一人でも多くの人に聴いて頂き、愛して頂けるように、自由な気持ちでやっていきたいと思っています。また当社では、来日アーティストのプロモートばかりでなく、日本のジャズメンのマネージメント、及び EAST WIND を中心とする原盤制作も同時に行っていますので、ジャズ普及のため、あらゆる角度から参加し、総合的にジャズ音楽の制作をめざしています。(『JAZZ』1975年12月号「日本プロモーター紳士録」より再録)
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ@京都・丸山公園音楽堂 1973 photographer 菅原光博
70年代初めに、その斬新なスタイルで話題のジャズ・グループ、アート・アンサンブル・オブ・シカゴが撮れたのは、招聘プロモーターの鯉沼利成氏のあいミュージックが、何と大胆にも日本公演を実現してくれたからだった! スイング・ジャーナル誌の依頼で京都・丸山公園音楽堂での昼間のリハーサルと公演を撮った。
その聴いたことが無い斬新で大胆な驚きの演奏は、新鮮な感動を与えてくれて貴重な体験だった!
ジャズは、やはりライブだね!