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Jazz and Far Beyond

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R.I.P. ウォルター・ラングNo. 290

R.I.P. Walter Lang by Peter Cudek

Text by Peter Cudek
Photo by Katrin Pichl

ウォルターは、私にとって、師であり、友人であり、インスピレーションの源でした。

ウォルターは人々を愛し、みんながウォルターを大好きになりました。いつも心を開いていて、ウォルターの音楽から聴こえてくるように”静寂”を愛していて、私は彼が生まれながらのヨガの求道者じゃないかとよく冗談で言っていました。

ウォルターと過ごす時間はとても居心地が良く、彼の心の奥深くから生まれる音楽を共にすることが大好きでした。彼によって生き生きとした音楽が生まれ、確信できる表現となりました。素晴らしい思い出がたくさんあって、ウォルターには感謝するばかりです。

親友へ愛を込めて。

Walter Lang was Mentor, Friend and an inspiration for me.

He loved people and people loved him back, he was open minded and he loved stillness what you can hear in his music so much. I was always joking with him that he is natural born yogi.

I loved him for being so comfortable with himself and playing music from deep place within. He made music alive and believable. I have many great memories with him for what I’m so grateful for.

Much love my Friend


Peter Cudek ペーター・チュデック – Double Bassist
1979年、スロバキア第4の都市で、首都ブラチスラヴァの北西200kmにあるジリナ出身のベーシストで、現在はミュンヘンを拠点に音楽活動を行っている。ベースギターでメタルやパンクを演奏することから始めて、コントラバスに出会い、ミュンヘンのリヒャルト・シュトラウス音楽院でパウロ・カルドーソにコントラバスを学んだ。2012年にはロン・カーターに学ぶ機会を得た。最近ではウォルター・ラングとガーウィン・アイゼンハウアーとのTrio ELF、および、ウォルターと福盛進也とのペーター・チュデック・トリオで活動していた。詳細なプロフィールは、petercudek.com を参照されたい。

Trio Elf – Jazzahead! 2017

Peter Cudek Trio – Waltz for W

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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